78~運命のカード

ルカ(聖夜月ルカ)

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決意

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「本当に、よくぞ会いに来てくれた。」

「陛下、実は今日はお願いがあり、こちらに来ました。」

「願いとな?なんだ?」

「実は……」

リアナは話した。
ロージックの者がトラニキアに穴を掘り、もうじきリンガーに到達することを。
リンガーに到達すれば、戦になるであろうことを。



「リンガーとロージックは、長い間、仲は良かったとは言えませんが、戦になったことはありません。
戦が始まれば、多数の者の血が流されるでしょう。
私はなんとしても、この戦を止めたい。
その一心でここに赴きました。」

「なんと、戦に……フィリポスは、そんなことを企んでおったのか。」

ネクタリオス王は、絞り出すような声でそう呟いた。



「見ての通り、余はもはや半病人のような状態だ。
今、この国の実権を握っているのはフィリポスだ。
こんな余に、出来ることがあるだろうか?」

「陛下、弱気にならないで下さい。
この国の王は今も陛下なのです。
お体のことは、ロダンさんとスピロスさんが力になって下さいます。
お心を強く持ち、どうか、この国の民をお救い下さい。」

ネクタリオス王は、戸惑ったような顔をしていたが、やがて、ゆっくりと頷いた。
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