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「それで…どんなことなのだ?
そなたの望みとは…」
「はい、とても簡単なことです。
私を王妃にしていただきたいのです。」
(なに…!?)
余は、我が耳を疑った。
なんだと?
アンジェラは、今、王妃にしろと言ったのか?
「アンジェラ…今、一度、申してくれ。
そなたは、何と言ったのだ?」
「私を王妃にしてほしいと申したのです。」
「なんと!」
どういうことだ?
アンジェラは何を言っている?
もしかして、冗談なのか?
それとも、気でも触れたのか?
「お聞き入れ願えますよね?」
「アンジェラよ…無茶なことを言うでない。
王妃ならすでにおるではないか。」
余はぎこちなく笑った。
「廃すれば良いだけではごさいませんか。
そもそも、現在の王妃様は数年前からご病気で、ご公務さえ出来ない状態ではございませんか。
しかも、お子様もいらっしゃいません。」
それはそうだが…
彼女とは幼馴染で、親同士の決めた結婚だった。
特に強い愛情があるわけではなかったが、しかし、子供の頃から知っているせいか、情のようなものも確かにあった。
「……側室ではどうだ?」
「いえ、王妃でなければいけません。
王様、私は何も王妃様を殺せと言っているのではありません。
ただ、廃すだけで構わないのです。」
どうすれば良いのだろう?
アンジェラの望みは叶えるつもりではあったが、まさかこんなことを言われるとは夢にも思っていなかった。
とてもじゃないが、ずぐには答えられない問題だ。
そなたの望みとは…」
「はい、とても簡単なことです。
私を王妃にしていただきたいのです。」
(なに…!?)
余は、我が耳を疑った。
なんだと?
アンジェラは、今、王妃にしろと言ったのか?
「アンジェラ…今、一度、申してくれ。
そなたは、何と言ったのだ?」
「私を王妃にしてほしいと申したのです。」
「なんと!」
どういうことだ?
アンジェラは何を言っている?
もしかして、冗談なのか?
それとも、気でも触れたのか?
「お聞き入れ願えますよね?」
「アンジェラよ…無茶なことを言うでない。
王妃ならすでにおるではないか。」
余はぎこちなく笑った。
「廃すれば良いだけではごさいませんか。
そもそも、現在の王妃様は数年前からご病気で、ご公務さえ出来ない状態ではございませんか。
しかも、お子様もいらっしゃいません。」
それはそうだが…
彼女とは幼馴染で、親同士の決めた結婚だった。
特に強い愛情があるわけではなかったが、しかし、子供の頃から知っているせいか、情のようなものも確かにあった。
「……側室ではどうだ?」
「いえ、王妃でなければいけません。
王様、私は何も王妃様を殺せと言っているのではありません。
ただ、廃すだけで構わないのです。」
どうすれば良いのだろう?
アンジェラの望みは叶えるつもりではあったが、まさかこんなことを言われるとは夢にも思っていなかった。
とてもじゃないが、ずぐには答えられない問題だ。
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