35 / 406
聖夜の鐘
8
しおりを挟む
「どうして…?」
「どうしてって……その方が早く会えたからさ。
それだけだよ。」
「……でも、会いに来てくれなくて良かったわ。」
「どうして?」
今度は、エディが質問した。
「だって、私、ちょうどその頃引っ越したんですもの。
だからあなたが訪ねて来てくれてても会えなかったかもしれないわ。
やっぱり、今日しか会えない運命だったのかもしれないわね。」
「そうだったの…
じゃあ、今はどこに住んでるの?」
「……もっとずっと田舎に住んでるの。」
「へぇ、そうだったんだ。
でも、どうしたの?
仕事の関係かなにか?
そういえば、君は今何をしてるの?」
「え…私……?
私は、今…本屋さんで働いてるの。」
「そっか、本屋さんか…
君は昔から本が好きだったもんね。」
「私のことなんてどうでも良いわ。
エディ、あなたのことを教えて。」
永久の鐘を目指して歩く二人の会話は、いつまでも尽きることがなかった。
「どうしてって……その方が早く会えたからさ。
それだけだよ。」
「……でも、会いに来てくれなくて良かったわ。」
「どうして?」
今度は、エディが質問した。
「だって、私、ちょうどその頃引っ越したんですもの。
だからあなたが訪ねて来てくれてても会えなかったかもしれないわ。
やっぱり、今日しか会えない運命だったのかもしれないわね。」
「そうだったの…
じゃあ、今はどこに住んでるの?」
「……もっとずっと田舎に住んでるの。」
「へぇ、そうだったんだ。
でも、どうしたの?
仕事の関係かなにか?
そういえば、君は今何をしてるの?」
「え…私……?
私は、今…本屋さんで働いてるの。」
「そっか、本屋さんか…
君は昔から本が好きだったもんね。」
「私のことなんてどうでも良いわ。
エディ、あなたのことを教えて。」
永久の鐘を目指して歩く二人の会話は、いつまでも尽きることがなかった。
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
1
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる