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クリスマスプレゼントは靴下に
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*
(遅いな……)
おばあちゃんはなかなか戻って来なかった。
もし、知り合いの方でも来られたなら、お暇しよう…そう思って、そうっと、玄関の方をのぞいてみると、そこには化粧品のセールスらしき人が座り込んでいた。
おばあちゃんは楽しそうに話している。
もしかしたら、性質の悪いセールスが馬鹿高い化粧品を売り付けてるんじゃ……もしそんなことになってたら、私ががつんと言ってやらなきゃ…!
そう思った時に、俯いていたセールスマンが顔を上げた。
「あ…あぁーーーーー!」
思わず私の口から大きな声が飛び出して、二人は驚いたように私の方を振り向いた。
「あ、君は…!」
*
「あの時は本当にありがとう!それと、ごめんなさい!」
彼は私に深々と頭を下げた。
戸惑うおばあちゃんにそそくさと挨拶を済ませて家を出ると、私達は近くの喫茶店に入った。
彼は席に着くなり、私に頭を下げ、あの時のことを話し始めた。
なんでも、彼の話によると、私に向かって手を振っていたらタクシーが停まってしまい、それで、仕方なくそのまま家に戻ったのだと言う。
お風呂に入り、服を着替えて慌てて戻ったけど私はもういなかった…と。
その後も、毎日、あの近くで私を探したけれど会えなかったのだと話した。
「今日はえらく綺麗だから、すぐにはわからなかったよ。」
「ま、また~……」
今日が綺麗なんじゃなくて、この前が酷過ぎたんだってば。
あなたに会えるとわかってたら、もっと気合い入れて化粧して来たのに……
「あぁ、それにしてもびっくりした!
あんな所で君と会えるなんて……
僕、もう君には会えないと思って諦めてたんだ。
だって、僕…あれから一週間以上、あの場所で君を探してたんだよ。
それでも全然会えないし、名前もなにも聞いてなかったから探しようもなくて……」
「え……そ、そうなんですか。」
そんなこと言われたら、自惚れてしまいますよ?
もしかして、好意を持たれてるんじゃないか?って勘違いしても良いんですか?
心の中がどきどきしすぎて、私はろくなことが言えなかった。
「あ、それで……」
そう言いながら、彼はかばんの中をごそごそして……
「あ、そ、それ…!」
取り出されたのは、あのピンクの靴下だった。
そう、しあわせ屋でおやじさんにもらったあの毛糸の靴下。
(遅いな……)
おばあちゃんはなかなか戻って来なかった。
もし、知り合いの方でも来られたなら、お暇しよう…そう思って、そうっと、玄関の方をのぞいてみると、そこには化粧品のセールスらしき人が座り込んでいた。
おばあちゃんは楽しそうに話している。
もしかしたら、性質の悪いセールスが馬鹿高い化粧品を売り付けてるんじゃ……もしそんなことになってたら、私ががつんと言ってやらなきゃ…!
そう思った時に、俯いていたセールスマンが顔を上げた。
「あ…あぁーーーーー!」
思わず私の口から大きな声が飛び出して、二人は驚いたように私の方を振り向いた。
「あ、君は…!」
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「あの時は本当にありがとう!それと、ごめんなさい!」
彼は私に深々と頭を下げた。
戸惑うおばあちゃんにそそくさと挨拶を済ませて家を出ると、私達は近くの喫茶店に入った。
彼は席に着くなり、私に頭を下げ、あの時のことを話し始めた。
なんでも、彼の話によると、私に向かって手を振っていたらタクシーが停まってしまい、それで、仕方なくそのまま家に戻ったのだと言う。
お風呂に入り、服を着替えて慌てて戻ったけど私はもういなかった…と。
その後も、毎日、あの近くで私を探したけれど会えなかったのだと話した。
「今日はえらく綺麗だから、すぐにはわからなかったよ。」
「ま、また~……」
今日が綺麗なんじゃなくて、この前が酷過ぎたんだってば。
あなたに会えるとわかってたら、もっと気合い入れて化粧して来たのに……
「あぁ、それにしてもびっくりした!
あんな所で君と会えるなんて……
僕、もう君には会えないと思って諦めてたんだ。
だって、僕…あれから一週間以上、あの場所で君を探してたんだよ。
それでも全然会えないし、名前もなにも聞いてなかったから探しようもなくて……」
「え……そ、そうなんですか。」
そんなこと言われたら、自惚れてしまいますよ?
もしかして、好意を持たれてるんじゃないか?って勘違いしても良いんですか?
心の中がどきどきしすぎて、私はろくなことが言えなかった。
「あ、それで……」
そう言いながら、彼はかばんの中をごそごそして……
「あ、そ、それ…!」
取り出されたのは、あのピンクの靴下だった。
そう、しあわせ屋でおやじさんにもらったあの毛糸の靴下。
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