あれこれ短編集

ルカ(聖夜月ルカ)

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2007クリスマス企画②

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「誰があほキャラだ!
俺は、硬派キャラだ!」

「頭でも硬いのか?」

「そういう意味じゃないっ!!
っていうか、もうそんなこと知るか!
どうせ俺はみんなに忘れられてんだ!
食わずにいられるかってんだ!」

「おまえは本当に下品な男だな。
おまえのせいで、読者がつかないんじゃないのか?」

「うるせぇっ!」

「そういえば、来年にはやっと第2話が書かれるって噂、聞きましたで~」

「そんなこと、デマに決まってんだろ!」

「いや、俺はほんまにありそうな気がします。」

「え…?
本当か?じゃ、また、俺は石を掘れるのか?」

「石が掘れるかどうかはわかりませんけど…
でも、きっと第2話はあると思いますよ!」

「本当かよ!
それじゃあ、その時にそなえて栄養つけとかなきゃならないな!
どうせまたしんどい想いをさせられるんだろうしな!」

「あぁ…それはあるかも…
どのキャラも、みんな、ほんまに苦労させられてますからねぇ…」

「そうか!おまえもなのか?」

「う~ん…
俺は…微妙かなぁ…
でも、ビアンカちゃんとはなかなかうまいこといかれへん。」

「ビアンカちゃん?
誰だ、そりゃあ?
俺なんか、まだ出会いもないぞ!」

「あ、そうか!
ほんだら、俺はまだ恵まれてる方なんやな。」

「い~んだ、い~んだ…
どうせ俺なんか、忘れられキャラだし…」

「まぁ、そうくさるな。
来年に期待してみれば良いではないか。」

「フンッ!どうせ、そんなの期待するだけ無駄だ!
シリーズ化決定!って言ったまま1年近く放置だからな。
とにかく、今日は腹が破裂するまで食ってやる~!!」

(あかん、完全にひねくれてはるわ。)

『ま、奴のことはあのエレスとかいう者がなんとかしてくれるだろう。』

(そうやな。ま、大丈夫やろ。
さて…と。
俺も、今からうまいもん食べるで~!)

「では、皆さん、インタビューも終わったみたいなんでこのへんで…
どうか皆さんもクリスマスを楽しんでな…!
メリー・クリスマス!!」



「こりゃあ、ワシはまだインタビューを受けとらんぞ~!」

マールは、その後もあちらこちらからこのようなクレームをつけられるのだった…



星降る聖夜の中、レヴ家の盛大なクリスマスパーティは、まだまだ続く…
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