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悪夢の一夜
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「失礼致します。」
ジゼルが寝台に上がった。
たるんだ彼女の身体を見るのがいやで、私はそっと目を閉じた。
そうすると、ふと、昔のことが頭をかすめた。
思春期の頃…私は、身体の欲求を感じた。
何度も転生を繰り返しそれをすべて記憶しているのだから、もちろん性のことを知らないわけではない。
だが、同年代の少年のような好奇心はなくとも、身体がそれを要求したのだ。
記憶ではない体感を…
その時、私は今と同じように寝台の上に裸で横になった。
そこへ、女神のごとき美しい使用人が一糸まとわぬ姿で現れ、私の膝のあたりに跨ると、不意に一番敏感な部分を刺激した。
細い指が生き物のように動いては、私の一部を撫でさすり、私を絶頂に導いた。
私の少年の身体は、それだけのことでいとも簡単に達したのだ。
記憶と体感とはこれほどまでに違うものかと驚いてしまった。
さらに、今度は生温かい湿ったものが這い回るように愛撫した。
私は、あまりの気持ち良さに腰を浮かし、不覚にも声を上げてしまった。
その行為は止まるどころか、さらに動きを激しくした。
私の若い身体は、恥ずかしい程の反応を示して転げまわった。
おかしな声をあげ、よだれを垂らし、またたびに酔う猫のように…
それからしばらくは、恥ずかしい話だが私は性の虜となっていた。
(うっ……)
くだらない記憶を思い出していた時、私の敏感な部分にぎこちなく手が添えられた。
(いきなりそこか…)
込み上げて来る笑いを噛み殺し、私は、少しでも早くこの義務が終わることを祈った。
ジゼルが寝台に上がった。
たるんだ彼女の身体を見るのがいやで、私はそっと目を閉じた。
そうすると、ふと、昔のことが頭をかすめた。
思春期の頃…私は、身体の欲求を感じた。
何度も転生を繰り返しそれをすべて記憶しているのだから、もちろん性のことを知らないわけではない。
だが、同年代の少年のような好奇心はなくとも、身体がそれを要求したのだ。
記憶ではない体感を…
その時、私は今と同じように寝台の上に裸で横になった。
そこへ、女神のごとき美しい使用人が一糸まとわぬ姿で現れ、私の膝のあたりに跨ると、不意に一番敏感な部分を刺激した。
細い指が生き物のように動いては、私の一部を撫でさすり、私を絶頂に導いた。
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記憶と体感とはこれほどまでに違うものかと驚いてしまった。
さらに、今度は生温かい湿ったものが這い回るように愛撫した。
私は、あまりの気持ち良さに腰を浮かし、不覚にも声を上げてしまった。
その行為は止まるどころか、さらに動きを激しくした。
私の若い身体は、恥ずかしい程の反応を示して転げまわった。
おかしな声をあげ、よだれを垂らし、またたびに酔う猫のように…
それからしばらくは、恥ずかしい話だが私は性の虜となっていた。
(うっ……)
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