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「トレル!何があった?!…オルジェ!」
ランディは部屋の光景に驚き、水の入った桶が大きな音を立ててこぼれた。
「ランディ!今、フォーラスが…」
「オルジェ…おまえ…大丈夫なのか?」
「そんな事はあとだ!
フォーラスに殴られて、トレルが頭に怪我をした。
なにか、薬はないだろうか?」
「あ、薬なら俺が持ってる!」
ランディは、バッグの中から薬を取りだし、慣れた手つきでトレルの手あてをした。
「たいしたもんだな。」
「慣れてるだけさ。幸い、縫うほどの傷じゃなかったしな。」
「そうか、それは良かった。
トレル…気分はどうだ?」
「あぁ、なんとか大丈夫だ。」
「しばらく休んだ方がいいな。
俺達は、隣の部屋にいるからな。」
「あぁ、迷惑かけてすまなかったな。」
トレルをベッドに寝かせると、ランディとオルジェは隣の部屋へ移動した。
「一体、なにがあったんだ?フォーラスがここに来たのか?」
「あぁ、フォーラスの姿をみかけて、奴がまたなにか悪さをするんじゃないかと思って尾行て来たらここに入って行ったんだ。
そしたら、トレルが奴に襲われてて、オレも夢中で飛び出したんだが…」
「こっちむいてみな。
おまえもずいぶんひどくなぐられたんだな。
今、手当てをするからな。」
ランディはオルジェの傷に薬を塗り手当てをした。
「ありがとう。」
「明日はもっと腫れるかもしれないぞ。」
「大丈夫さ。
しかし、あの爺さん、えらく強かったぞ。
とっ捕まえようと思ってたのに、このザマだ…情けないよ。」
「気にするな。
あいつはあれでも悪魔だからな。
それにおまえはチビだから。」
「チビで悪かったな。」
「そんなことより、おまえ…大丈夫だったのか?
リンクの話によると、なんでも様子がおかしかったらしいが…」
「あの時は、突然、おかしな奴に身体をのっとられて…」
「身体を?誰にだ?
それで、それからどうしたんだ?」
「オレにもよくわからないんだが…そいつは急に離れていったんだ」
「離れた?じゃ、何のためにのっとったんだ?」
「だから、オレにもわけがわからないんだ…」
「そうか…今、ケイト達がイアン牧師って人に事情を聞きにいってるから、帰ってきたらなにかわかるかもしれないな。」
「イアン牧師の所に…」
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今、手当てをするからな。」
ランディはオルジェの傷に薬を塗り手当てをした。
「ありがとう。」
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しかし、あの爺さん、えらく強かったぞ。
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「そんなことより、おまえ…大丈夫だったのか?
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「あの時は、突然、おかしな奴に身体をのっとられて…」
「身体を?誰にだ?
それで、それからどうしたんだ?」
「オレにもよくわからないんだが…そいつは急に離れていったんだ」
「離れた?じゃ、何のためにのっとったんだ?」
「だから、オレにもわけがわからないんだ…」
「そうか…今、ケイト達がイアン牧師って人に事情を聞きにいってるから、帰ってきたらなにかわかるかもしれないな。」
「イアン牧師の所に…」
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