深淵に眠る十字架

ルカ(聖夜月ルカ)

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(そうね、私もそう思うわ。
それにしても、オルジェって意外と頭がキレるのね!見直したわ!)

(なんだよ。意外とはひどいな!)

二人は顔を見合わせて微笑んだ。




「なぜ町の方の道を行かない?
その方がずっと楽だし、早く着くと思うが…
トレルはまだ体調が良くないんだぞ。あまり無理をさせるな。」

「俺達の姿をみつけられたくないからな。
イアンはとてもしぶとい。
必ず追って来る筈だから、こうやって痕跡を隠してるんだ。
もうしばらく進んだらどこかで少し休もう。」




(エルスールさん、本当にトレルのことを心配してるのね。)

(あぁ、それは間違いないな。
彼女は本気でトレルを愛してる…
でも、無理をさせてるのは実はエルスールかもしれないけどな。)

(えっ?どういうこと?)

(彼女は激しいからな…)

(……あ……もうっ!オルジェのエッチ!!)

二人は笑いを押し殺す。
緊迫した状況のはずなのに、とても穏やかで楽しくさえあって…



ケイトはそんな落ちついた気分を感じていた。

 
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