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魔法使いの沼地
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「だから、僕もこんなことに…」
「こんなことって…どうかしたのか?」
「うん、実はね……」
リオは自分の身に起きた異変についてラルフに話した。
「……そうだったのか。
そいつは厄介なことになっちまったな。
でも、考えようによっちゃ、悪いことばかりじゃないじゃないか。
魔法も使えるなんて、他の人間が聞いたらきっとうらやましがるぜ!」
ラルフのその言葉で、リオは心の中が軽くなるのを感じた。
「ありがとう…
君の言う通りだね。
僕は、夜は普通の人間と変わらないんだし、その上ちょっとした魔法が使えるんだから、確かに悪いことばかりじゃないよね。」
リオはラルフに言われた言葉を噛み締めるように繰り返す。
「そうそう、物事なんてもんは受け取りようだぜ。
幸せなのか不幸なのかは、当人の気持ちが決めるもんだ。
……あ、まだ名前を言ってなかったな。
俺はラルフ。
遠い昔に俺のことを可愛がってくれた女の子がつけてくれた名前だ。
それと…こいつはレヴィ。
この名前は俺がつけたんだ。」
紹介されたレヴィは、そんなことにも気付かずに眠り続けていた。
「そうか…僕はリオ、よろしくね。」
リオは、普通の猫にするようにラルフの頭を撫ぜる。
リオはラルフが普通の猫ではないことを思い出し、一瞬、躊躇したが、ラルフはそれに怒る事はなく気持ち良さげに頭をもたげた。
「そういえば、この子はどういう子なの?」
リオは、そう言ってレヴィの方に顔を向ける。
「それが、俺にもよくわからないんだ。
ただ、こいつもブルームーンの日に、沼に落ちたことは間違いない。
なんせ、俺が救ったんだから。
……沼でばしゃばしゃ言う音が聞こえて、俺は咄嗟に誰かが落ちたって気付いて飛んで行ったんだ。
そしたら案の定、こいつが沼で溺れかかってた。
でも、不思議なことに、こいつは人の感情に働きかける歌を歌えるようになっただけなんだ。
ブルームーンの日に落ちたっていうのにな。
空が飛べないのは最初からかどうかわからない。
話が出来るわけでもないから、詳しいことは何もわからないんだけど、助けちまった以上、ほっとくわけにもいかないからな。
それで、俺が飼い主になったってわけなんだ。」
「へぇ…同じように沼に落ちても、いろんな変化があるんだね。」
レヴィは相変わらずそんな話には知らん顔で、こっくりこっくりと船を漕いでいる。
「こんなことって…どうかしたのか?」
「うん、実はね……」
リオは自分の身に起きた異変についてラルフに話した。
「……そうだったのか。
そいつは厄介なことになっちまったな。
でも、考えようによっちゃ、悪いことばかりじゃないじゃないか。
魔法も使えるなんて、他の人間が聞いたらきっとうらやましがるぜ!」
ラルフのその言葉で、リオは心の中が軽くなるのを感じた。
「ありがとう…
君の言う通りだね。
僕は、夜は普通の人間と変わらないんだし、その上ちょっとした魔法が使えるんだから、確かに悪いことばかりじゃないよね。」
リオはラルフに言われた言葉を噛み締めるように繰り返す。
「そうそう、物事なんてもんは受け取りようだぜ。
幸せなのか不幸なのかは、当人の気持ちが決めるもんだ。
……あ、まだ名前を言ってなかったな。
俺はラルフ。
遠い昔に俺のことを可愛がってくれた女の子がつけてくれた名前だ。
それと…こいつはレヴィ。
この名前は俺がつけたんだ。」
紹介されたレヴィは、そんなことにも気付かずに眠り続けていた。
「そうか…僕はリオ、よろしくね。」
リオは、普通の猫にするようにラルフの頭を撫ぜる。
リオはラルフが普通の猫ではないことを思い出し、一瞬、躊躇したが、ラルフはそれに怒る事はなく気持ち良さげに頭をもたげた。
「そういえば、この子はどういう子なの?」
リオは、そう言ってレヴィの方に顔を向ける。
「それが、俺にもよくわからないんだ。
ただ、こいつもブルームーンの日に、沼に落ちたことは間違いない。
なんせ、俺が救ったんだから。
……沼でばしゃばしゃ言う音が聞こえて、俺は咄嗟に誰かが落ちたって気付いて飛んで行ったんだ。
そしたら案の定、こいつが沼で溺れかかってた。
でも、不思議なことに、こいつは人の感情に働きかける歌を歌えるようになっただけなんだ。
ブルームーンの日に落ちたっていうのにな。
空が飛べないのは最初からかどうかわからない。
話が出来るわけでもないから、詳しいことは何もわからないんだけど、助けちまった以上、ほっとくわけにもいかないからな。
それで、俺が飼い主になったってわけなんだ。」
「へぇ…同じように沼に落ちても、いろんな変化があるんだね。」
レヴィは相変わらずそんな話には知らん顔で、こっくりこっくりと船を漕いでいる。
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