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ジョン
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「……落ちついたか?」
ひとしきり泣き続けたアンドリューは、黙ったままで小さく頷いた。
「アンドリュー…すべてぶちまけたら心がずいぶん軽くなっただろう?
嘘っていうのは、意外と重いもんだからな。
おまえは、子供の頃からずっとウォルフボーラスが怖かったんだろう?」
ラルフの言葉に、アンドリューは再び頷く。
「その通りだ。
俺は、子供の頃から嘘ばっかり吐いてたから、いつもいつもあいつが俺をさらいに来るんじゃないかって怯えてた。
嘘の木に吊るされて、カラカラになって干からびて、食われることを想像したら、俺は気が狂いそうになった…
でも、どうしようもなかったんだ…嘘を吐かなかったら、俺は…」
「おまえの気持ちはわからないわけじゃない。
おまえの境遇を考えれば、仕方のないことだったのかもしれないな。
おまえの心は本当はとても純真なものなんだ。
お前の魂が嘘を吐くことを悪いことだって知ってたから、おまえは苦しくて、ウォルフボーラスのことがそんなに怖かったんだ。
本当に悪い奴ってのは、そんなこと、なんとも思わない。
嘘の木に吊るされるのはそういう奴だからおまえはきっと大丈夫だ…な!」
そう言って、ラルフはリオに同意を求めた。
「そうだな、アンドリューは根は悪い奴じゃあない。
しかし…これから先も相変わらず嘘を吐き続けるようなら……」
「お、俺…もう、嘘は吐かない!
本当だ!
信じてくれ!」
アンドリューは泣き過ぎて腫れ上がった顔を上げ、リオに向かって懇願する。
「さて、どうしたものか。人間はそんなに急に変われるもんじゃないからなぁ…
時に、アンドリュー…おまえ、さっき家族がほしいと言ってたが、おまえの親父さんは今どうなってるんだ?」
「え…そ、それはわからないけど…多分、田舎にいるんじゃないか。」
「殺人者だと言ってたが、おやじさんは人を殺したのか?」
「詳しいことは知らない。
おふくろは、おやじのことをかばって、あれには事情があっただのなんだの言ってたが、人殺しは人殺しだ!」
「……なぜ、事情を聞かなかった。」
「そんなもん、どうせ嘘に決まってる!」
そう言ってリオから顔を背けたアンドリューの背後で、おかしな声が聞こえた。
「……落ちついたか?」
ひとしきり泣き続けたアンドリューは、黙ったままで小さく頷いた。
「アンドリュー…すべてぶちまけたら心がずいぶん軽くなっただろう?
嘘っていうのは、意外と重いもんだからな。
おまえは、子供の頃からずっとウォルフボーラスが怖かったんだろう?」
ラルフの言葉に、アンドリューは再び頷く。
「その通りだ。
俺は、子供の頃から嘘ばっかり吐いてたから、いつもいつもあいつが俺をさらいに来るんじゃないかって怯えてた。
嘘の木に吊るされて、カラカラになって干からびて、食われることを想像したら、俺は気が狂いそうになった…
でも、どうしようもなかったんだ…嘘を吐かなかったら、俺は…」
「おまえの気持ちはわからないわけじゃない。
おまえの境遇を考えれば、仕方のないことだったのかもしれないな。
おまえの心は本当はとても純真なものなんだ。
お前の魂が嘘を吐くことを悪いことだって知ってたから、おまえは苦しくて、ウォルフボーラスのことがそんなに怖かったんだ。
本当に悪い奴ってのは、そんなこと、なんとも思わない。
嘘の木に吊るされるのはそういう奴だからおまえはきっと大丈夫だ…な!」
そう言って、ラルフはリオに同意を求めた。
「そうだな、アンドリューは根は悪い奴じゃあない。
しかし…これから先も相変わらず嘘を吐き続けるようなら……」
「お、俺…もう、嘘は吐かない!
本当だ!
信じてくれ!」
アンドリューは泣き過ぎて腫れ上がった顔を上げ、リオに向かって懇願する。
「さて、どうしたものか。人間はそんなに急に変われるもんじゃないからなぁ…
時に、アンドリュー…おまえ、さっき家族がほしいと言ってたが、おまえの親父さんは今どうなってるんだ?」
「え…そ、それはわからないけど…多分、田舎にいるんじゃないか。」
「殺人者だと言ってたが、おやじさんは人を殺したのか?」
「詳しいことは知らない。
おふくろは、おやじのことをかばって、あれには事情があっただのなんだの言ってたが、人殺しは人殺しだ!」
「……なぜ、事情を聞かなかった。」
「そんなもん、どうせ嘘に決まってる!」
そう言ってリオから顔を背けたアンドリューの背後で、おかしな声が聞こえた。
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