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なんだかいろいろおかしな感じです。

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 「ありがとね。変わるから、璃愛達も後ろでまったりして来なよ。」

 芝生席から戻って来たキラさんが、席に着くなりそう言った。



 「いえ…私達は…」

 「璃愛…ちょっとだけ行かせてもらおうよ。
 私、喉乾いたし…」

 「そ、そう?」



さゆみがそう言うから、私達は席を立った。



 「CLOWN、もうすぐなんじゃないかな?
 化粧直しもしとかないとね。」

ドリンクを買って、芝生席で飲んだ。
 冷たい喉越しが気持ち良い。



 「そうだね。」

そういえば、知らないうちにけっこう汗かいてた。
まぁ、別にメンバーにはそんなに見られることもないだろうけど、てかてかしてるだろうから、ちょっと直しとかないと…



「あ……」

 小さな声に振り向くと、そこにはキースさんがいた。



 「やっぱり君か。
この前は大変やったな。」

 「え…?あ…あの時は、す、すみませんでした。」

 私はあわてて立ち上がり、頭を下げた。



 「なんも君が謝ることなんかないやん。」

キースさんはその言葉通りに、にこにこと笑ってた。
しゃべってる間に、キースさんに気付いたCLOWNのファンの子らしき子達が、遠巻きに私達を見てた。



 「今日は僕らを見に来てくれたん?
あ…シュバルツか…」

 「りょ、両方です!」

 「うまいこと言うなぁ…でも、嬉しいわ。」



って、キースさん…シュバルツのことはシークレットなのに、ファンの子にそんなこと言って良いの?
っていうか、私もシュバルツのこと、知らないふりしなきゃいけなかったのかも…
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