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なんだかいろいろおかしな感じです。

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(自信……)



そうだよね。
そういう人と付き合えば、私も自分に自信が持てるかもしれないね。



ふと、私は、キースさんと腕を組んで歩く自分を想像してみた。
あの格好良いキースさんが、私のことだけ見て笑ってくれたら…
そんなことを考えたら、なんだかすごく幸せで、勝手に頬が緩んで来て……
でも、次の瞬間、はっと我に返った。



 (あーーー!ないないない!
そんなこと、ありえない!
 私とキースさんじゃ、あまりにも釣り合わない!)



 「……何?どうかしたの!?」

 「えっ?」

 私は知らないうちにぶんぶんと頭を振っていた。



 「あ…あの…私にはやっぱり考えられないよ。」

 「なんで?あんたのママ見てて、良いなって思ったことないの?」

 「ママと私は違うもん。
エミリーだって見たでしょ?
 私はママみたいに綺麗じゃないし、無理だよ、そんなこと…」

 「またそんなこと言う…
確かに、あんたのママは年よりも若く見えるし、綺麗だと思うよ。
 雰囲気もあるしね。
でも、あんたもけっこう可愛いと思うよ。
だから、キースさんだって覚えてたんだよ、きっと…」

 「違うって…
私、ライブでかつらは取れるし、打ち上げで爆睡するし…つまりやらかしちゃったから、それで記憶に残っただけだよ。」



そう…きっとそれだけのこと。
 私は自分のことがわかってるから、うぬぼれたりしないよ。
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