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気合い入れて頑張ります!

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「うん、CLOWNと一緒にやったんだ。」

やっぱり。
ってことは、CLOWNシュバルツは本当に仲が良いんだね。



 「CLOWNだけ?みんな、一緒じゃないの?」

 「全バンドってなったら一体何人になると思ってるんだ。
 全員で打ち上げやろうと思ったら、ものすっごく広い所じゃないと出来ないだろ?」

 「あ、そっか…」

 「だから、ホールの裏でみんなで乾杯だけして、その後は別れたんだ。」

 「そうなんだ…」

そりゃあそうよね。
 昨日はイベントでバンドがたくさん出たから、お店を貸し切りにしたってみんな入れるかどうか…



「望結も来たかったら来て良いんだぞ。」

 「えっ…!?」

 「瑠威、それはまずいでしょ。
 誰かに見られたら、どう説明するの?」

 「かおりの知り合いだとか言えば良いんじゃないか?」

 瑠威の答えにママは深い溜息を吐いた。
わかるよ…そんな理由で通るわけないよね。



 「何?」

 瑠威は不思議そうな顔をして、ママを見る。
 瑠威って…どうも抜けてるところがあるよね。



 「あのね…そんなことで通る世界じゃないの。
そりゃあ、メンバーの誰かの身内とかだったらファンも何も言わないだろうけど、何もないのに打ち上げに出たりしたら、ファンの子にどんなことをされるか…」

 「かおり…考え過ぎだって。
シュバルツのファンはそんな怖い奴はいないよ。」

 瑠威…何もわかってない。
 現に私はちょっと怖い想いをしたんだよ…って言いたい気持ちはあったけど、ママが心配するといけないから、何も言わないでいた。


 
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