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どうにもこうにもパニックなのです!

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「暗くなって来たな…あ、もうこんな時間なんだな。そろそろ帰ろうか。」

 「は、はい。」

 楽しかったから、ちょっと名残惜しいけど…
夕飯の支度をしないといけないから早めに帰ります…って言ったのは私なんだよね。
 長い間、二人っきりでいたら、気詰まりかと思ってたから。



 「今日はとっても楽しかった。
どうもありがとうな!」

 「こちらこそ、いろいろとどうもありがとうございました。」

 「じゃあ、また近いうちにデートしような!」 

 「はいっ!」

それは社交辞令でもなんでもない、私の本心だった。
 本当に楽しかったし、またこんな風にリクさんと遊びに行きたいな。



 改札でリクさんと別れて、ひとりで電車に揺られてる間も、ついつい今日の事を振り返ってしまっては、顔が緩む。



 (綺麗だな…)



 赤い石のRの文字を見るだけで、なんだかリクさんのことが思い出されて恥ずかしい。 
でも、嬉しいようななにか安心出来るような気もする。 
ゴンドラの時みたいに、リクさんがいつも傍にいて守ってくれるみたいな…



(あぁ、照れる…)



あ、今度はリクさんに何かプレゼント持っていこう! 
でも、何が良いかなぁ? 



なんだろう?心がすっごく弾んでる。 
リクさんに関係あることを考えるだけで、なんかウキウキする。


 次に会えるのはライブかな? 
でも、その時は多分しゃべれない。
 残念だな…
対バンだから、ファンの参加出来る打ち上げもないらしいし。
でも、CLOWNのライブが見れるのはやっぱり嬉しいな。
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