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ふたつのマフラー
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(……嘘よね?)
私が手にしているものはなんだろう?
暖かいのは暖かいけど、この悲壮感は何なんだ?
明日はクリスマスイブ。
彼氏の紫音と会うことになっている。
クリスマスといえば、プレゼントが付き物だ。
今年は、気合いを入れて、手作りのマフラーをあげることにした。
お母さんが若かった頃、彼氏への冬のプレゼントの定番は手編みのものだったらしい。
器用な人はセーター、そうじゃない人はマフラーを。
「好きな人のことを想いながら編むのは、とても幸せな時間だったわ。」
お母さんは、そんなことを言っていた。
私もそんな幸せな時間を感じてみたい!
それだけで、紫音へのプレゼントは決まった。
ただ一つだけ、不安なことがあった。
自慢じゃないけど、私はものすごく不器用なのだ。
子供の頃から、図工や家庭科は悲惨なものだった。
私が作った粘土細工は何を作ったのか理解出来る人はなく、パジャマにはなぜだか袖が三本あった。
成績は悪くなかった。
運動神経も良い方だ。
ただ、ものを作ることだけが致命的に下手だったのだ。
だけど、大人になった今、昔ほど不器用なはずはない。
長く生きてる間に、いろんな気付きや学びがあるはずだから。だから、きっと、編み物も出来るはず。
なぜ、そんな自信があったのかはわからないけど、私はとにかくそんな風に思ったのだ。
私が手にしているものはなんだろう?
暖かいのは暖かいけど、この悲壮感は何なんだ?
明日はクリスマスイブ。
彼氏の紫音と会うことになっている。
クリスマスといえば、プレゼントが付き物だ。
今年は、気合いを入れて、手作りのマフラーをあげることにした。
お母さんが若かった頃、彼氏への冬のプレゼントの定番は手編みのものだったらしい。
器用な人はセーター、そうじゃない人はマフラーを。
「好きな人のことを想いながら編むのは、とても幸せな時間だったわ。」
お母さんは、そんなことを言っていた。
私もそんな幸せな時間を感じてみたい!
それだけで、紫音へのプレゼントは決まった。
ただ一つだけ、不安なことがあった。
自慢じゃないけど、私はものすごく不器用なのだ。
子供の頃から、図工や家庭科は悲惨なものだった。
私が作った粘土細工は何を作ったのか理解出来る人はなく、パジャマにはなぜだか袖が三本あった。
成績は悪くなかった。
運動神経も良い方だ。
ただ、ものを作ることだけが致命的に下手だったのだ。
だけど、大人になった今、昔ほど不器用なはずはない。
長く生きてる間に、いろんな気付きや学びがあるはずだから。だから、きっと、編み物も出来るはず。
なぜ、そんな自信があったのかはわからないけど、私はとにかくそんな風に思ったのだ。
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