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005:君の背中
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(ありがとう、セス…)
花の絨毯はまだずっと先まで続いている…
まさに、今、地獄から天国へ移って来たような気持ちをフォルテュナは感じていた。
(今、僕がここにこうしていられるのは君のおかげだね。)
目の前を歩くセスの背中を見つめながらフォルテュナは心の中で呟いた。
辛く苦しかったあの頃のことが、遠い昔のように思える…
「あ…」
フォルテュナは、急に立ち停まったセスの背中にぶつかりそうになった。
セスがゆっくりと振り返る。
「もうこれはいらないよな。」
セスが二人を繋いだロープを手ににっこりと笑う。
「そうだね…」
フォルテュナも同じように微笑を返し、二人を繋いだロープが解かれた。
「……なんだか、名残惜しい気もするね。」
「えっ?!」
「いや…なんでもないんだ。
じゃあ、行こうか…」
二人は、また歩き始めた。
二人に降り注ぐ太陽のやわらかな日差しと同じような…暖かい気持ちを胸に抱いて…
花の絨毯はまだずっと先まで続いている…
まさに、今、地獄から天国へ移って来たような気持ちをフォルテュナは感じていた。
(今、僕がここにこうしていられるのは君のおかげだね。)
目の前を歩くセスの背中を見つめながらフォルテュナは心の中で呟いた。
辛く苦しかったあの頃のことが、遠い昔のように思える…
「あ…」
フォルテュナは、急に立ち停まったセスの背中にぶつかりそうになった。
セスがゆっくりと振り返る。
「もうこれはいらないよな。」
セスが二人を繋いだロープを手ににっこりと笑う。
「そうだね…」
フォルテュナも同じように微笑を返し、二人を繋いだロープが解かれた。
「……なんだか、名残惜しい気もするね。」
「えっ?!」
「いや…なんでもないんだ。
じゃあ、行こうか…」
二人は、また歩き始めた。
二人に降り注ぐ太陽のやわらかな日差しと同じような…暖かい気持ちを胸に抱いて…
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