21 / 129
21
しおりを挟む
田中さんはやめないでよ。
「私も出来ることがあれば協力するから、頑張ってよね。」
「え?は、はい。」
「庶民の同僚がいるかどうかはかなり大きな問題だからね。
お昼もひとりで食べるの寂しいし。」
「は、はい。」
確かにそうだね。
あぁ、お弁当なんて作って来なくて本当に良かった。
作って来てたら、逆の意味できっと注目の的になってたね。
「あの…ところで、社長ってどんな人ですか?」
私はふと頭に浮かんだ質問を相田さんにぶつけてみた。
「どんなって…あの通りだよ。あなたも知ってると思うけど、能力主義でけっこうクール。」
能力主義?そうかな?そうだったら、私なんか雇うかな?
クールっていう感じもしないような…
「でも、それだけじゃないよ。
あの社長、社員のことはかなり見てるからね。
だから、真面目にやってる人のことはちゃんと評価してくれる。
それは、働く側としてもすごく嬉しいことだよね。」
へぇ、そうなんだ。
意外と評判は良い人なんだね。
「あ、良かったらLINE交換しない?」
「は、はい、お願いします。」
相田さんにはこれからもいろいろとお世話になるだろうし、親しくしてもらえるのはありがたい。
声かけてもらって、本当に良かったよ。
「あ、いけない!もう時間が…!」
ふと見上げた壁の時計に私は声を上げた。
「大丈夫だよ。
お昼休みは2時までだから。」
「そうなんですか?」
「うん、セレブは食事の時間もけっこう大切にするみたいだからね。」
それなら十分間に合う。
セレブってさすがに優雅なんだなぁ。
以前の会社では、お昼休みは1時間しかなかったから、かきこむみたいにして大慌てで食べなきゃいけなかったもの。
まぁ、たいていの会社がそんな感じだと思うけど…
「私も出来ることがあれば協力するから、頑張ってよね。」
「え?は、はい。」
「庶民の同僚がいるかどうかはかなり大きな問題だからね。
お昼もひとりで食べるの寂しいし。」
「は、はい。」
確かにそうだね。
あぁ、お弁当なんて作って来なくて本当に良かった。
作って来てたら、逆の意味できっと注目の的になってたね。
「あの…ところで、社長ってどんな人ですか?」
私はふと頭に浮かんだ質問を相田さんにぶつけてみた。
「どんなって…あの通りだよ。あなたも知ってると思うけど、能力主義でけっこうクール。」
能力主義?そうかな?そうだったら、私なんか雇うかな?
クールっていう感じもしないような…
「でも、それだけじゃないよ。
あの社長、社員のことはかなり見てるからね。
だから、真面目にやってる人のことはちゃんと評価してくれる。
それは、働く側としてもすごく嬉しいことだよね。」
へぇ、そうなんだ。
意外と評判は良い人なんだね。
「あ、良かったらLINE交換しない?」
「は、はい、お願いします。」
相田さんにはこれからもいろいろとお世話になるだろうし、親しくしてもらえるのはありがたい。
声かけてもらって、本当に良かったよ。
「あ、いけない!もう時間が…!」
ふと見上げた壁の時計に私は声を上げた。
「大丈夫だよ。
お昼休みは2時までだから。」
「そうなんですか?」
「うん、セレブは食事の時間もけっこう大切にするみたいだからね。」
それなら十分間に合う。
セレブってさすがに優雅なんだなぁ。
以前の会社では、お昼休みは1時間しかなかったから、かきこむみたいにして大慌てで食べなきゃいけなかったもの。
まぁ、たいていの会社がそんな感じだと思うけど…
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
16
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる