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009. 封印
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「その通りだよ!僕、今の今まで、あの洞窟にいたはずなのに、なぜだかこんな所に来てたんだ。」
「おまえさん、ここがどこだかわかっとらんのか?」
「うん!」
「……ここは人間の世界じゃ。」
「人間…?
…えっ?!人間?」
そういえば、以前、そんな話を聞いたことがある。
羽根猫の世界の他に、人間の世界っていうものがあるって話。
僕達とは姿も全然違う人間って者達が暮らすとても恐ろしい世界。
でも、そんなものは御伽話だと思ってた。
「う…うそ…本当にここは人間の世界なの?」
「そうじゃよ。」
「大変だ!早く帰らなきゃ!」
「そうじゃな、その方がええかもしれんな。」
「木の精さん…どうやったら帰れるの?!」
「なんと!そんなことも知らんでここに来たのか?」
「知らないよ!教えてよ!」
「わしが知ってるわけはなかろう…」
「そ、そんなぁ…!!」
木の精霊さんが、草の精や花の精にも話を聞いてくれたけど、誰もその方法を知らなかった。
それどころか、羽根猫を見た事があるのも、その木の精霊さんだけだった。
それももう何百年か前の話らしい…
「まぁ、そうがっかりしなさんな。
あちこちの精霊や動物達に話を聞いてみたら、誰か知ってる者もいるかもしれんぞ。
気長に探すことじゃな。
幸い、人間達にはおまえさんの姿は見えん。
だから、そんなに心配する事もなかろう。」
「そ…そんな…
僕、人間の世界のことなんてまったく知らないのに…」
「今更そんなこと言ったって仕方がないじゃないか。
とにかく頑張って調べることじゃな。」
「えええ……」
「おお、そうじゃ、
人間の中には、たまにおまえさんの姿が見える者もおるから気を付けるんじゃぞ。」
「えええーーーーーっっ!」
そんなわけで、僕は人間の世界に来てしまったってわけなんだ。
思ってた程、怖い世界じゃなさそうだけど、いまだに元の世界に帰る方法は小さな手掛かりさえみつかってはいない。
でも、僕は諦めない!
絶対に元の世界に戻る方法を探し出してやる!
「ようし!今日も頑張るぞ!!」
「おまえさん、ここがどこだかわかっとらんのか?」
「うん!」
「……ここは人間の世界じゃ。」
「人間…?
…えっ?!人間?」
そういえば、以前、そんな話を聞いたことがある。
羽根猫の世界の他に、人間の世界っていうものがあるって話。
僕達とは姿も全然違う人間って者達が暮らすとても恐ろしい世界。
でも、そんなものは御伽話だと思ってた。
「う…うそ…本当にここは人間の世界なの?」
「そうじゃよ。」
「大変だ!早く帰らなきゃ!」
「そうじゃな、その方がええかもしれんな。」
「木の精さん…どうやったら帰れるの?!」
「なんと!そんなことも知らんでここに来たのか?」
「知らないよ!教えてよ!」
「わしが知ってるわけはなかろう…」
「そ、そんなぁ…!!」
木の精霊さんが、草の精や花の精にも話を聞いてくれたけど、誰もその方法を知らなかった。
それどころか、羽根猫を見た事があるのも、その木の精霊さんだけだった。
それももう何百年か前の話らしい…
「まぁ、そうがっかりしなさんな。
あちこちの精霊や動物達に話を聞いてみたら、誰か知ってる者もいるかもしれんぞ。
気長に探すことじゃな。
幸い、人間達にはおまえさんの姿は見えん。
だから、そんなに心配する事もなかろう。」
「そ…そんな…
僕、人間の世界のことなんてまったく知らないのに…」
「今更そんなこと言ったって仕方がないじゃないか。
とにかく頑張って調べることじゃな。」
「えええ……」
「おお、そうじゃ、
人間の中には、たまにおまえさんの姿が見える者もおるから気を付けるんじゃぞ。」
「えええーーーーーっっ!」
そんなわけで、僕は人間の世界に来てしまったってわけなんだ。
思ってた程、怖い世界じゃなさそうだけど、いまだに元の世界に帰る方法は小さな手掛かりさえみつかってはいない。
でも、僕は諦めない!
絶対に元の世界に戻る方法を探し出してやる!
「ようし!今日も頑張るぞ!!」
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