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044. 古の巫女
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(…あ~あ、また駄目だった…)
ヨンヨンは木の枝にちょこんと座り、がっくりと肩を落とした。
海の向こう側に沈もうとしているオレンジ色の夕陽が、なんだかとっても切なく見える…
ヨンヨンの住む妖精の村には5人の「賢者」と呼ばれる者達がいた。
賢者達は、若い妖精達にいろんな話を聞かせてくれた。
中でもヨンヨンが一番心ひかれたのは、人間の世界の話だった。
人間の暮らしのことや、気候や環境のこと…
それは、妖精の村とはずいぶん違うものだった。
ヨンヨンはそんな人間の世界に想いをはせ、憧れに近い感情をも抱いていたが、そこに住む「人間」は、そのほとんどが悪い心を持った存在で、みつかったらどんな目に遭うかわからないということだった。
だが、5人の賢者のうちの1人だけは、「そうではない、人間の中にも良い心を持つ者はたくさんいる!」と言い張り、この話題になるといつも最後は険悪な雰囲気になるのだった。
「アルフレート様、ヨンヨンもアルフレート様と同じ意見です。
人間達はあんな綺麗な所に住んでるんですもの。
魔法が使えなくても、一生懸命、頑張ってるんですもの。
きっと、人間達は良い心を持ってると思います。」
「そんなことを言ってくれるのはヨンヨン、おまえだけじゃ。
おまえは本当に良い子じゃのぅ。」
「あのぅ…アルフレート様…お願いがあるんですが…」
「なんじゃ?」
「ヨンヨンを人間の世界に行かせて下さい!
本当の人間のことを知りたいんです!」
「何?人間の世界に…?
う~む…それは…」
「アルフレート様はおっしゃったじゃありませんか!
人間の中には良い心を持った者がたくさんいると…
だったら、なにも心配はありませんよね??
アルフレート様は立派な賢者様なのですから、間違ったことなどおっしゃることはありませんよね?」
「も…、もちろんじゃ!
よろしい!ヨンヨンよ…人間の世界に行って来るが良い。
そして、自分の目でしっかりと人間のことを調べて来るのじゃ!」
こうしてヨンヨンは妖精の村を出る事を特別に許された。
村の祭壇の奥にある普段使われることのない重い扉が開かれる…
「気を付けていくんじゃよ。」
「はい、アルフレート様!」
扉を開けた瞬間、ヨンヨンは眩い光に包まれ、再び目を開けた時には周りの景色が変わっていた。
ヨンヨンは木の枝にちょこんと座り、がっくりと肩を落とした。
海の向こう側に沈もうとしているオレンジ色の夕陽が、なんだかとっても切なく見える…
ヨンヨンの住む妖精の村には5人の「賢者」と呼ばれる者達がいた。
賢者達は、若い妖精達にいろんな話を聞かせてくれた。
中でもヨンヨンが一番心ひかれたのは、人間の世界の話だった。
人間の暮らしのことや、気候や環境のこと…
それは、妖精の村とはずいぶん違うものだった。
ヨンヨンはそんな人間の世界に想いをはせ、憧れに近い感情をも抱いていたが、そこに住む「人間」は、そのほとんどが悪い心を持った存在で、みつかったらどんな目に遭うかわからないということだった。
だが、5人の賢者のうちの1人だけは、「そうではない、人間の中にも良い心を持つ者はたくさんいる!」と言い張り、この話題になるといつも最後は険悪な雰囲気になるのだった。
「アルフレート様、ヨンヨンもアルフレート様と同じ意見です。
人間達はあんな綺麗な所に住んでるんですもの。
魔法が使えなくても、一生懸命、頑張ってるんですもの。
きっと、人間達は良い心を持ってると思います。」
「そんなことを言ってくれるのはヨンヨン、おまえだけじゃ。
おまえは本当に良い子じゃのぅ。」
「あのぅ…アルフレート様…お願いがあるんですが…」
「なんじゃ?」
「ヨンヨンを人間の世界に行かせて下さい!
本当の人間のことを知りたいんです!」
「何?人間の世界に…?
う~む…それは…」
「アルフレート様はおっしゃったじゃありませんか!
人間の中には良い心を持った者がたくさんいると…
だったら、なにも心配はありませんよね??
アルフレート様は立派な賢者様なのですから、間違ったことなどおっしゃることはありませんよね?」
「も…、もちろんじゃ!
よろしい!ヨンヨンよ…人間の世界に行って来るが良い。
そして、自分の目でしっかりと人間のことを調べて来るのじゃ!」
こうしてヨンヨンは妖精の村を出る事を特別に許された。
村の祭壇の奥にある普段使われることのない重い扉が開かれる…
「気を付けていくんじゃよ。」
「はい、アルフレート様!」
扉を開けた瞬間、ヨンヨンは眩い光に包まれ、再び目を開けた時には周りの景色が変わっていた。
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