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050. 過去・現在・未来
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「ごめんよ、ドリーン…
なぁ、今夜は夫婦水入らずで飲もう…な…」
ドリーンは黙ってキッチンの方に歩いていったかと思うと、すぐに酒の瓶の乗ったワゴンを押しながら戻って来た。
「何飲む?」
「俺ならなんでも良いよ。」
ドリーンとビリーは、二人でグラスを傾けた。
ドリーンは早いペースでグラスを空けていく。
「ドリーンは酒が強いんだな。」
「なによ、今更…
そんなこと、前から知ってるでしょ?」
「ま、まぁ、そうだけどな…
なぁ、ドリーン…
何か将来『こうなりたい!』ってことはあるか?
たとえば…子供がほしいとか…もっと大きな家に住みたい…とか…」
「そんなことはどうでも良いことだわ。」
「じゃあ…どんなことだ?
何か1つくらいあるだろう?」
「そうね…両親に会いたいわ。
両親と私の三人で仲良く幸せに暮らしたい…」
「おまえの両親って…」
「忘れたの?
両親は遠くに住んでて、ずっと会ってないって言ったでしょ?」
「あ…あぁ、そうだったな。
でも、三人ってのはひどいじゃないか!
俺はどうなるんだ?」
「馬鹿ね…あなたが死んでしまったらって話よ。
あなたが死んだら、私は両親の所に行きたいってそれだけの話…
だって、一人じゃ寂しいじゃない…」
「おまえこそ馬鹿だな。
俺はおまえを残して死んだりしないよ。
もっと他に望みはないのか?」
「ないわよ。」
「欲のない女だな。
ドリーン、俺、ちょっと酔ったみたいだ。
少し横になってくるよ。」
そう言って、ビリーは一人寝室に入ると、将来のカードに願いを書き入れた。
「俺が死んだら、ドリーンが両親の所に行けるように」
願い事は自分自身のことでなくても良いのかどうかわからなかったが、少し酔っていたこともあり、とにかくそう書き入れた。
(叶わない願い事だと、次の日白紙に戻るって言ってたもんな。
だめならまた書き直せば良い…)
ビリーはカードを枕の下に滑りこませた。
(なんか、具合が悪いな…飲みすぎたか…)
ビリーは身体がこわばるような感覚を感じていた。
「ビリー…大丈夫?」
「なんか、ちょっと具合が悪いんだ…
俺、そんなに飲んでたか?」
「いいえ…それはきっとお酒のせいじゃないわ。」
「え…?」
「お酒に混ぜた痺れ薬のせいよ。」
ドリーンの口許に不敵な笑みが浮かんだ。
「なんだって…?!
ドリーン、何を言ってるんだ?」
なぁ、今夜は夫婦水入らずで飲もう…な…」
ドリーンは黙ってキッチンの方に歩いていったかと思うと、すぐに酒の瓶の乗ったワゴンを押しながら戻って来た。
「何飲む?」
「俺ならなんでも良いよ。」
ドリーンとビリーは、二人でグラスを傾けた。
ドリーンは早いペースでグラスを空けていく。
「ドリーンは酒が強いんだな。」
「なによ、今更…
そんなこと、前から知ってるでしょ?」
「ま、まぁ、そうだけどな…
なぁ、ドリーン…
何か将来『こうなりたい!』ってことはあるか?
たとえば…子供がほしいとか…もっと大きな家に住みたい…とか…」
「そんなことはどうでも良いことだわ。」
「じゃあ…どんなことだ?
何か1つくらいあるだろう?」
「そうね…両親に会いたいわ。
両親と私の三人で仲良く幸せに暮らしたい…」
「おまえの両親って…」
「忘れたの?
両親は遠くに住んでて、ずっと会ってないって言ったでしょ?」
「あ…あぁ、そうだったな。
でも、三人ってのはひどいじゃないか!
俺はどうなるんだ?」
「馬鹿ね…あなたが死んでしまったらって話よ。
あなたが死んだら、私は両親の所に行きたいってそれだけの話…
だって、一人じゃ寂しいじゃない…」
「おまえこそ馬鹿だな。
俺はおまえを残して死んだりしないよ。
もっと他に望みはないのか?」
「ないわよ。」
「欲のない女だな。
ドリーン、俺、ちょっと酔ったみたいだ。
少し横になってくるよ。」
そう言って、ビリーは一人寝室に入ると、将来のカードに願いを書き入れた。
「俺が死んだら、ドリーンが両親の所に行けるように」
願い事は自分自身のことでなくても良いのかどうかわからなかったが、少し酔っていたこともあり、とにかくそう書き入れた。
(叶わない願い事だと、次の日白紙に戻るって言ってたもんな。
だめならまた書き直せば良い…)
ビリーはカードを枕の下に滑りこませた。
(なんか、具合が悪いな…飲みすぎたか…)
ビリーは身体がこわばるような感覚を感じていた。
「ビリー…大丈夫?」
「なんか、ちょっと具合が悪いんだ…
俺、そんなに飲んでたか?」
「いいえ…それはきっとお酒のせいじゃないわ。」
「え…?」
「お酒に混ぜた痺れ薬のせいよ。」
ドリーンの口許に不敵な笑みが浮かんだ。
「なんだって…?!
ドリーン、何を言ってるんだ?」
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