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058. 冬空の虹
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「ほ、ほ、ほ、本当かい?!
嘘だったら、承知しないよ!!」
「疑り深いなぁ…ちょっと待ってな!」
道具屋の主人は店の奥に入り、しばらくするとカウンターの上に札束の山を置いた。
「す、す、すげぇ!!」
ジェシカとクリントは、目の前に差し出された札束に目を丸くした。
「さ、これで嘘じゃない事がわかっただろう?早く受け取ってくれ。」
「あ…あぁ…」
ジェシカは、震える手で札束を受け取り袋におさめた。
「とりあえず、宿屋に行こう!
そこで報酬を払うよ!」
ジェシカはクリントに小声で囁き、二人はキョロキョロとあたりに怯えた目を向けながら宿屋へ急ぐ。
宿屋に着くと、一番奥の部屋をとリ、厳重に鍵をかけた上に扉の前には椅子やテーブルを置いてバリケードを築いた。
「じゃ…これ…約束の20%ね。」
「ありがとうよ!
……しかし、驚いたな!
こんなすごい額になるなんて…」
「本当に信じられないよ。
これだけありゃあ、何年か遊んで暮らせるよ。」
「……なぁ…ものは相談なんだが…」
「なんだい?」
「俺と組まないか?」
「……は?」
「なぁ、考えてもみろよ!
こんなすごいお宝に巡りあえることなんてめったにないことだ。
それも、あんたと俺が巡り合った事が関係あるんじゃないか?
俺とあんたのコンビは、なんかうまくいきそうな気がするんだよな。
俺がいたら、鍵の心配はいらないぜ!
第一、そんな大金持ってたら、一人で旅するのは心配じゃないか?」
「そりゃあ…言われてみればそうかもしれないけど…
でも、あんたが安全って保障もないじゃないか!」
「馬鹿を言うなよ。
俺が、危ない奴なら、宝箱をみつけた時点でトンズラしてるぜ!」
「……ま、それもそうか…」
(言われてみればそうだよな。
ま、うまくいかなきゃ別れりゃ良いだけの話だし…)
「わかったよ。
じゃ、しばらくは一緒に組もう!
私は…」
「あ……詳しい紹介はいらない。
最初に言っとくが、あんたとはあくまでもトレジャー・ハンターとしてのコンビだからな。
それ以上のつきあいはする気ないから。」
(なんだ、こいつ…感じ悪い…)
嘘だったら、承知しないよ!!」
「疑り深いなぁ…ちょっと待ってな!」
道具屋の主人は店の奥に入り、しばらくするとカウンターの上に札束の山を置いた。
「す、す、すげぇ!!」
ジェシカとクリントは、目の前に差し出された札束に目を丸くした。
「さ、これで嘘じゃない事がわかっただろう?早く受け取ってくれ。」
「あ…あぁ…」
ジェシカは、震える手で札束を受け取り袋におさめた。
「とりあえず、宿屋に行こう!
そこで報酬を払うよ!」
ジェシカはクリントに小声で囁き、二人はキョロキョロとあたりに怯えた目を向けながら宿屋へ急ぐ。
宿屋に着くと、一番奥の部屋をとリ、厳重に鍵をかけた上に扉の前には椅子やテーブルを置いてバリケードを築いた。
「じゃ…これ…約束の20%ね。」
「ありがとうよ!
……しかし、驚いたな!
こんなすごい額になるなんて…」
「本当に信じられないよ。
これだけありゃあ、何年か遊んで暮らせるよ。」
「……なぁ…ものは相談なんだが…」
「なんだい?」
「俺と組まないか?」
「……は?」
「なぁ、考えてもみろよ!
こんなすごいお宝に巡りあえることなんてめったにないことだ。
それも、あんたと俺が巡り合った事が関係あるんじゃないか?
俺とあんたのコンビは、なんかうまくいきそうな気がするんだよな。
俺がいたら、鍵の心配はいらないぜ!
第一、そんな大金持ってたら、一人で旅するのは心配じゃないか?」
「そりゃあ…言われてみればそうかもしれないけど…
でも、あんたが安全って保障もないじゃないか!」
「馬鹿を言うなよ。
俺が、危ない奴なら、宝箱をみつけた時点でトンズラしてるぜ!」
「……ま、それもそうか…」
(言われてみればそうだよな。
ま、うまくいかなきゃ別れりゃ良いだけの話だし…)
「わかったよ。
じゃ、しばらくは一緒に組もう!
私は…」
「あ……詳しい紹介はいらない。
最初に言っとくが、あんたとはあくまでもトレジャー・ハンターとしてのコンビだからな。
それ以上のつきあいはする気ないから。」
(なんだ、こいつ…感じ悪い…)
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