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092. 面影
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ロザリーは、捨て子だった。
22年前に孤児院の前に捨てられていたのだ。
その日は、ちょうど孤児院に訪問者がいた。
貴族と思われる立派な身なりをした男と、その使用人らしき女性だ。
男達は、孤児院に子供をもらいに来ていたのだ。
男が希望していたのは生まれて間もない赤ん坊…
しかし、孤児院にいたのは、一番小さな子でも5歳の子だった。
男達が、帰ろうとした時…にわかに孤児院が騒がしくなった。
表に捨てられた赤ん坊がみつかったからだ。
赤ん坊は二人いた。
大きさからしても、その二人が双子であることはすぐにわかった。
それを見た男の表情が急に晴れやかなものに変わった。
「どうか、この子を下さい!」
男は、片方の赤ん坊を抱きあげ、そのまま孤児院を後にした。
残されたもう片方の赤ん坊は、ロザリーと名付けられ、孤児院ですくすくと育った。
やがて、彼女は18になり、孤児院を巣立つ時が来た。
その時に、シスターに告げられた。
ロザリーは双子だったこと…
そして、もうひとりはロザリーが捨てられたその日に、貴族らしき男にもらわれて行ったことを…
ロザリーの心の中には、ずっと双子の片割れのことが根付いていた。
会いたい…その気持ちは日々大きくなり、やがて、押さえきれない程大きくなった。
二十歳になったのをきっかけに、ロザリーは、姉妹を探す旅に出た。
双子なのだから、ロザリーの顔が大きな手掛かりとなる。
意外とすぐにみつかるかもしれない…そんなロザリーの予想はもろくも裏切られた。
二年の歳月が経っても、手がかりさえ見つからなかった。
22年前に孤児院の前に捨てられていたのだ。
その日は、ちょうど孤児院に訪問者がいた。
貴族と思われる立派な身なりをした男と、その使用人らしき女性だ。
男達は、孤児院に子供をもらいに来ていたのだ。
男が希望していたのは生まれて間もない赤ん坊…
しかし、孤児院にいたのは、一番小さな子でも5歳の子だった。
男達が、帰ろうとした時…にわかに孤児院が騒がしくなった。
表に捨てられた赤ん坊がみつかったからだ。
赤ん坊は二人いた。
大きさからしても、その二人が双子であることはすぐにわかった。
それを見た男の表情が急に晴れやかなものに変わった。
「どうか、この子を下さい!」
男は、片方の赤ん坊を抱きあげ、そのまま孤児院を後にした。
残されたもう片方の赤ん坊は、ロザリーと名付けられ、孤児院ですくすくと育った。
やがて、彼女は18になり、孤児院を巣立つ時が来た。
その時に、シスターに告げられた。
ロザリーは双子だったこと…
そして、もうひとりはロザリーが捨てられたその日に、貴族らしき男にもらわれて行ったことを…
ロザリーの心の中には、ずっと双子の片割れのことが根付いていた。
会いたい…その気持ちは日々大きくなり、やがて、押さえきれない程大きくなった。
二十歳になったのをきっかけに、ロザリーは、姉妹を探す旅に出た。
双子なのだから、ロザリーの顔が大きな手掛かりとなる。
意外とすぐにみつかるかもしれない…そんなロザリーの予想はもろくも裏切られた。
二年の歳月が経っても、手がかりさえ見つからなかった。
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