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100. さぁ、旅に出よう!
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次の日、俺はライドンを呼び出した。
「ライドン、おまえ、最近つきあい悪いけど何かあったのか?」
「い、いや、何も…
たまたま忙しいだけさ。」
「昨日も忙しかったのか?」
「そ、そうさ…
昨日は…その…あ!そうだ!母さんが町に買い出しに行くから手伝えって言われて…」
「ふ~ん…町へねぇ…」
「な、なんだよっ!!」
「ライドン!いいかげんなことを言うな!
俺、昨日、見たんだぞ!
おまえが町はずれの家に入って行くのを!!」
「えっ!!」
ライドンの顔がみるみるうちに赤くなっていく。
なんだ、こいつ…?
一体、どうしたってんだ?!
「……実はな……しばらく前にあの家が建てられるのを見てるうちに、そこのおじさんから声かけられてな。
それが、けっこう気の良いおじさんでさ。
で、いろいろしゃべってるうちになんとなく仲良くなって…
引っ越してくる時は俺も手伝うなんて言っちゃったんだ。
で…手伝いに行ったらそこに…」
「何かあったのか?」
「そこに……」
「なんなんだよ、早く言えよ!!」
「そこにセーラがいたんだよっっ!」
ライドンの顔はトマトみたいに真っ赤になってた。
今日のライドンはおかしい…
「セーラ…??誰だ?
あ、もしかして、昨日の女の子?」
「ルーク、セーラを見たのか?!
すっごく可愛かっただろう?」
「そうか~?
俺は特に何も感じなかったけど…」
「おまえ…目が悪いんじゃないか?
あんな可愛い女の子、めったにいないぞ!
少なくともこの町にはいないな。
まるで天使みたいじゃないか…
……それで…俺…俺…」
「どうしたんだよ!?」
「俺…一目でセーラのことが好きになって…」
「えーーーーっっ!!」
「……セーラも、俺のこと、きっと気に入ってくれてると思うんだ。
だって、俺が遊びに行ったら嬉しそうな顔するし、帰る時には『また来てね!』っていってくれるんだぜ。
嫌いだったら、そんなこと言わないよな??
な、ルーク、おまえもそう思うだろ?」
「……知らねぇよ、そんなの。
なんだよ、おまえは長いつきあいの俺よりもつい最近知り合った女の子と遊ぶ方を選んだってことかよ!
この、裏切り者っっ!」
「別に裏切ってなんかいないさ!」
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一体、どうしたってんだ?!
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で…手伝いに行ったらそこに…」
「何かあったのか?」
「そこに……」
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あ、もしかして、昨日の女の子?」
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だって、俺が遊びに行ったら嬉しそうな顔するし、帰る時には『また来てね!』っていってくれるんだぜ。
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「……知らねぇよ、そんなの。
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