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side かおり
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だから、私はこう言った。
「シュバルツがメジャーデビューしたら考えるよ。」
瑠威は、シュバルツがメジャーデビューしたら結婚するものと考えているだろうけど、それは違う。
メジャーデビューが決まったら、私は瑠威と別れるつもりだ。
これからデビューしようって時に、そのヴォーカリストがうんと年上の子持ちの女と付き合ってるなんて知られたら、あまりにも見苦しいスキャンダルだ。
彼らの夢が叶ったら、私ももう思い残すことはない。
どんな手を使っても瑠威とは別れる。
それが年上の私のけじめだ。
メジャーデビューが決まれば今よりずっと忙しくもなるだろうし、自分の置かれた環境について、瑠威にも自覚のようなものも出てくるだろう。
私のことなんて、きっとすぐに忘れてくれる…
私も瑠威のことは良い思い出として心の中にしまっておくことにしよう。
それが大人の分別ってものだ…
「シュバルツがメジャーデビューしたら考えるよ。」
瑠威は、シュバルツがメジャーデビューしたら結婚するものと考えているだろうけど、それは違う。
メジャーデビューが決まったら、私は瑠威と別れるつもりだ。
これからデビューしようって時に、そのヴォーカリストがうんと年上の子持ちの女と付き合ってるなんて知られたら、あまりにも見苦しいスキャンダルだ。
彼らの夢が叶ったら、私ももう思い残すことはない。
どんな手を使っても瑠威とは別れる。
それが年上の私のけじめだ。
メジャーデビューが決まれば今よりずっと忙しくもなるだろうし、自分の置かれた環境について、瑠威にも自覚のようなものも出てくるだろう。
私のことなんて、きっとすぐに忘れてくれる…
私も瑠威のことは良い思い出として心の中にしまっておくことにしよう。
それが大人の分別ってものだ…
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