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肉食系女子
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それからもなんとかさゆみの気を逸らせようとなんだかんだ言ってみたけど、さゆみの気持ちは変わることがなかった。
さゆみはなにがなんでも瑠威の家を探したいみたいだ。
「さ、行くよ!」
半ば強制的に私はさゆみに付き合わせられることになった。
*
「ここだよ、この駅周辺でクロウさんがよく見かけられてるんだって。
だから、きっとこの近くにクロウさんと瑠威は住んでるんだよ!」
降り立ったのは、キラさんの家の最寄駅から三つほど離れた駅だった。
「さゆみ…これからどうするの?」
「もうっ!さゆみじゃなくてエミリーだってば!
とにかく、まずは駅前のショッピングセンターを見てみようよ。」
「……わかったよ。」
昨夜、ママ達が何時ごろ帰って来たのかわからないけど、私は出て行く時もまだ起きて来てなかったから、クロウさんだってきっとまだ家でまったりしてるよ。
今時分、ショッピングセンターなんかにいないって。
それにしてもクロウさんは本当にこのあたりに住んでるんだろうか?
瑠威に聞けばすぐにわかることだけど、そんなこと聞いたら、きっと「なんで?」って聞かれるよね。
そしたら、私がライブに行ってることがバレるかもしれないから、やっぱりそんなことは聞けないよね…
さゆみはなにがなんでも瑠威の家を探したいみたいだ。
「さ、行くよ!」
半ば強制的に私はさゆみに付き合わせられることになった。
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「ここだよ、この駅周辺でクロウさんがよく見かけられてるんだって。
だから、きっとこの近くにクロウさんと瑠威は住んでるんだよ!」
降り立ったのは、キラさんの家の最寄駅から三つほど離れた駅だった。
「さゆみ…これからどうするの?」
「もうっ!さゆみじゃなくてエミリーだってば!
とにかく、まずは駅前のショッピングセンターを見てみようよ。」
「……わかったよ。」
昨夜、ママ達が何時ごろ帰って来たのかわからないけど、私は出て行く時もまだ起きて来てなかったから、クロウさんだってきっとまだ家でまったりしてるよ。
今時分、ショッピングセンターなんかにいないって。
それにしてもクロウさんは本当にこのあたりに住んでるんだろうか?
瑠威に聞けばすぐにわかることだけど、そんなこと聞いたら、きっと「なんで?」って聞かれるよね。
そしたら、私がライブに行ってることがバレるかもしれないから、やっぱりそんなことは聞けないよね…
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