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肉食系女子
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考えてみれば今だって…
私はさゆみの親友で…さゆみのことは応援する立場なのに、でも、本気で応援しようとは思ってない。
どうして?
やっぱりそれは、ママと瑠威が付き合ってるのを知ってるからだよね。
でも、私は、ママと瑠威のことを反対してる…
矛盾してるよね。
本当にママと瑠威のことを反対してるのなら、さゆみのことを応援するんじゃないかな?
さゆみでなくても他の人でも良いけど、瑠威がママ以外の人に目を向けてくれたら、私は嬉しいはずなのに…
なんでだろ…?
自分の気持ちが自分でもよくわからない…
なんでこうはっきりしないんだろう…
全くいやになってくる…
「……璃愛…どうかしたの?
ねぇ、璃愛!」
「え?あ……な、なんでもない。
ちょ、ちょっと疲れてぼーっとしてただけ…」
「ぼっとしてちゃだめだよ。
これからまたクロウさんを探すんだから…!」
え~~っ…
やだよ、もう…
そう言えたら楽なんだけど、私にはそんなことは言えなくて…
でも、その時、私の頭に不意にひらめくものがあった。
「ねぇ…エミリー…
やっぱりおかしいんじゃない?」
「おかしいって何が?」
「だって…クロウさんと瑠威が一緒に住んでるなら、クロウさんだけじゃなくて瑠威も見かけるはずじゃない。
だけど、ここでの目撃情報がクロウさんだけってことは、きっと、このあたりには住んでないんだよ。」
「あ……」
私はさゆみの親友で…さゆみのことは応援する立場なのに、でも、本気で応援しようとは思ってない。
どうして?
やっぱりそれは、ママと瑠威が付き合ってるのを知ってるからだよね。
でも、私は、ママと瑠威のことを反対してる…
矛盾してるよね。
本当にママと瑠威のことを反対してるのなら、さゆみのことを応援するんじゃないかな?
さゆみでなくても他の人でも良いけど、瑠威がママ以外の人に目を向けてくれたら、私は嬉しいはずなのに…
なんでだろ…?
自分の気持ちが自分でもよくわからない…
なんでこうはっきりしないんだろう…
全くいやになってくる…
「……璃愛…どうかしたの?
ねぇ、璃愛!」
「え?あ……な、なんでもない。
ちょ、ちょっと疲れてぼーっとしてただけ…」
「ぼっとしてちゃだめだよ。
これからまたクロウさんを探すんだから…!」
え~~っ…
やだよ、もう…
そう言えたら楽なんだけど、私にはそんなことは言えなくて…
でも、その時、私の頭に不意にひらめくものがあった。
「ねぇ…エミリー…
やっぱりおかしいんじゃない?」
「おかしいって何が?」
「だって…クロウさんと瑠威が一緒に住んでるなら、クロウさんだけじゃなくて瑠威も見かけるはずじゃない。
だけど、ここでの目撃情報がクロウさんだけってことは、きっと、このあたりには住んでないんだよ。」
「あ……」
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