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043 : 雪の街
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「い、いやだな、こそこそだなんて…
俺達は別になにも…な、マルタン?」
「そうですよ。
私達はただ……そう、この先の街のことを…」
「そ、そうなんだ!
クロワさん、知ってるか!?
この先の街がなんて呼ばれてるか?」
ちょうど、その頃、私達は足を停めていたクロードとも合流した。
「いいえ、知らないわ。
何か、変わった街なの?」
「それが…雪の街って呼ばれてるらしいんだ。」
「雪の街?」
私とクロワの声がうまい具合に重なった。
「そんな筈ないわ。
だって、こんなに暖かいのよ。
この先の街まではすぐだって聞いたわ。
なのに、その街には雪が降ってるなんて、どう考えてもおかしいわ。」
クロワの言い分はもっともだ。
私も、クロワと全く同じことを考えていた。
「だろ?
俺もそんな風に言ったんだ。
この近くで雪が降ってるなんてありえないって。
そしたら、行ってみたらわかるって…そう言って、笑うんだ。」
「リュック、あなた、からかわれたのよ。」
クロワはそういいながら、リュックの背中をぽんと叩いた。
「……もしかしたら、街の名前に雪が付くとかじゃないでしょうか?」
「街の名前…?
なるほど!そうかもしれないな。
そういやぁ、あいつは町の名前は言わなかった。」
横から口を挟んだクロードの言葉にリュックは感心したように納得し、クロードはその様子を見て、満足そうに微笑んだ。
「な~んだ、そんなことだったのか…
そういえば、そこは大きな街だから、ちょっと変わったものも売ってるし、運が良ければ広場で大道芸が見られるかもしれないって言ってたぜ。
何かやってたらちょっとゆっくりしていかないか?」
「それは別に構わないけど…
……構いませんよね?」
「ええ。構いませんよ。」
クロワの視線を受け、私は頷いた。
リュックは、例の女性のことを考えてその雪の街でゆっくりしたいと言ったのか、それとも商店で聞き込んで来たことをそのまま言っただけなのかはわからなかったが、おそらくはどのように行動しようとも、リュックはまたあの女性に出会うことになるのではないか…
私は、そんな漠然とした予感を感じていた。
俺達は別になにも…な、マルタン?」
「そうですよ。
私達はただ……そう、この先の街のことを…」
「そ、そうなんだ!
クロワさん、知ってるか!?
この先の街がなんて呼ばれてるか?」
ちょうど、その頃、私達は足を停めていたクロードとも合流した。
「いいえ、知らないわ。
何か、変わった街なの?」
「それが…雪の街って呼ばれてるらしいんだ。」
「雪の街?」
私とクロワの声がうまい具合に重なった。
「そんな筈ないわ。
だって、こんなに暖かいのよ。
この先の街まではすぐだって聞いたわ。
なのに、その街には雪が降ってるなんて、どう考えてもおかしいわ。」
クロワの言い分はもっともだ。
私も、クロワと全く同じことを考えていた。
「だろ?
俺もそんな風に言ったんだ。
この近くで雪が降ってるなんてありえないって。
そしたら、行ってみたらわかるって…そう言って、笑うんだ。」
「リュック、あなた、からかわれたのよ。」
クロワはそういいながら、リュックの背中をぽんと叩いた。
「……もしかしたら、街の名前に雪が付くとかじゃないでしょうか?」
「街の名前…?
なるほど!そうかもしれないな。
そういやぁ、あいつは町の名前は言わなかった。」
横から口を挟んだクロードの言葉にリュックは感心したように納得し、クロードはその様子を見て、満足そうに微笑んだ。
「な~んだ、そんなことだったのか…
そういえば、そこは大きな街だから、ちょっと変わったものも売ってるし、運が良ければ広場で大道芸が見られるかもしれないって言ってたぜ。
何かやってたらちょっとゆっくりしていかないか?」
「それは別に構わないけど…
……構いませんよね?」
「ええ。構いませんよ。」
クロワの視線を受け、私は頷いた。
リュックは、例の女性のことを考えてその雪の街でゆっくりしたいと言ったのか、それとも商店で聞き込んで来たことをそのまま言っただけなのかはわからなかったが、おそらくはどのように行動しようとも、リュックはまたあの女性に出会うことになるのではないか…
私は、そんな漠然とした予感を感じていた。
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