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060 : 手繰りよせたなら
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しばらくすると、リータが包みを抱えて戻って来た。
サイモンの姉、エルザとその娘達も一緒だ。
「まぁ、驚いた!
あの空き家がこんなおしゃれなお店になるなんて……」
エルザは、店の前に立ち尽くし、信じられないように何度も首をひねる。
「エルザ、中に入ったらもっとびっくりするわよ。
早くお入んなさいな。」
エルザは、扉を開くなり立ち止まって歓声を上げ、子供達は飛びあがってはしゃぎ始めた。
その様子に、リュック達の顔がほころぶ。
「この村の者達は滅多に村の外には出ない。
出掛けるたって、せいぜい麓の町くらいだから、こういうのには慣れてないんだ。」
「珍しがってみんなが寄ってくれると良いな。」
リュックとサイモンは、顔を見合せて微笑んだ。
「なんだ、こりゃ!」
振り返ると、農作業の途中と思われる老人が立っていた。
「やぁ、ソーヤさん!」
「サイモン、ここはエヴァの家じゃなかったのか?」
「実は、ここはエヴァの店なんだ。」
「店……?」
「飲み物や、ちょっとした食べ物を出す店だ。
まだメニューは決まってないんだが、今は飲み物やケーキがあるぜ。
せっかくだから、じいさんも寄ってってくれよ。」
「ケーキじゃと?
それは嬉しいのう。
甘い物なんて、ここ何年も食べておらんからな。」
老人は、子供のように無邪気な笑みを浮かべ、店の中に入っていった。
「そうか…この村にはケーキなんて売ってないんだもんな。
自分で焼かなきゃ、食べられないんだな。」
「ソーヤさんは、数年前に奥さんを亡くして、今は一人暮らしだからな。
それにしても、男は甘い物があんまり好きじゃないって思ってたが……
意外とそうでもないんだな。」
「俺も、甘い物はけっこう好きだぜ。
マルタンも食べるし、男でも甘い物はけっこう好きなんじゃないか?
それに、一人暮らしじゃたいした料理も作らないだろうし、エヴァのこの店は皆に喜ばれるんじゃないか?」
「そうだな。
でも、そのためにもエヴァにはもっと頑張って料理を覚えてもらわなくちゃな!」
その後も、次々と村人達がエヴァの店を訪れた。
サイモンの姉、エルザとその娘達も一緒だ。
「まぁ、驚いた!
あの空き家がこんなおしゃれなお店になるなんて……」
エルザは、店の前に立ち尽くし、信じられないように何度も首をひねる。
「エルザ、中に入ったらもっとびっくりするわよ。
早くお入んなさいな。」
エルザは、扉を開くなり立ち止まって歓声を上げ、子供達は飛びあがってはしゃぎ始めた。
その様子に、リュック達の顔がほころぶ。
「この村の者達は滅多に村の外には出ない。
出掛けるたって、せいぜい麓の町くらいだから、こういうのには慣れてないんだ。」
「珍しがってみんなが寄ってくれると良いな。」
リュックとサイモンは、顔を見合せて微笑んだ。
「なんだ、こりゃ!」
振り返ると、農作業の途中と思われる老人が立っていた。
「やぁ、ソーヤさん!」
「サイモン、ここはエヴァの家じゃなかったのか?」
「実は、ここはエヴァの店なんだ。」
「店……?」
「飲み物や、ちょっとした食べ物を出す店だ。
まだメニューは決まってないんだが、今は飲み物やケーキがあるぜ。
せっかくだから、じいさんも寄ってってくれよ。」
「ケーキじゃと?
それは嬉しいのう。
甘い物なんて、ここ何年も食べておらんからな。」
老人は、子供のように無邪気な笑みを浮かべ、店の中に入っていった。
「そうか…この村にはケーキなんて売ってないんだもんな。
自分で焼かなきゃ、食べられないんだな。」
「ソーヤさんは、数年前に奥さんを亡くして、今は一人暮らしだからな。
それにしても、男は甘い物があんまり好きじゃないって思ってたが……
意外とそうでもないんだな。」
「俺も、甘い物はけっこう好きだぜ。
マルタンも食べるし、男でも甘い物はけっこう好きなんじゃないか?
それに、一人暮らしじゃたいした料理も作らないだろうし、エヴァのこの店は皆に喜ばれるんじゃないか?」
「そうだな。
でも、そのためにもエヴァにはもっと頑張って料理を覚えてもらわなくちゃな!」
その後も、次々と村人達がエヴァの店を訪れた。
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