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四つ目の大陸
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「僕も同じだよ。
……ただね…それ自体が悪い事じゃないとしても…ほら、相手にそういう趣味…って言っていいのかどうかわからないけど、とにかくそういう趣味がなかったらきっとうまくいかないと思うんだよね。
だったら、早くに諦めさせた方がその人のためになるのか、それとも、それは本人が自分で気付くべきことなのかって、僕…よくわからなくて…」
「エリオット、あなた一体何のことを……」
少し苛立ったように話していたセリナの言葉が不意に途切れた。
「エリオット…もしかして、それってジャックのこと!?」
「ええっ!!」
エリオットは顔を赤らめ、目と口を大きく開いたまま、セリナをみつめる。
「エリオット…なんて顔してるの…」
「セリナ…どうしてわかったの!?
まさか、前から気付いてたの?」
ジャックの事情を知るセリナは噴き出しそうになるのを必死に堪えながら、平静な様子を装った。
「まぁね…
ジャックのあの様子を見てたら、ピンと来たわ。」
「す、すごいや!
セリナはやっぱり普通の人間より、ずっとカンが鋭いんだね!
……実は、昨夜、ジャックと話した時のことなんだけど…
僕、今まで、彼はフレイザーのことを兄さんみたいに感じてるんだと思ってたんだ。
でも、昨夜の様子だと、まるで恋愛感情みたいに思えて…
それで、なんだかもやもやして君に相談したかったんだよ。」
「エリオット、私、言ったでしょ?
キューピッドになるつもりだって…」
「ま、ま、まさか…!
セリナ、フレイザーとジャックをくっつけるつもりなの!?」
セリナは答える代わりに、意味ありげな微笑を返す。
「そんなの無理だって!
フレイザーは、晩生で恋らしい恋もしたことないのに、最初に好きになられた相手が男だなんて、絶対無理だよ!」
「……エリオット、どうしてそんなこと知ってるの?
あなた達、記憶を失ってるんでしょう?」
「え…?そ、そそれは、つまり……
そ、そうだ!それはね、セリナ、忘れてるってことはないのも同じだから、最初の相手が男なんて無理ってことだよ!」
エリオットは、早口でそうまくしたてると、どこか無理した笑いを浮かべた。
「大丈夫!私に任せてちょうだい!
私が絶対に二人をうまくくっつけてあげる!」
自信ありげに親指を突き立て片目を瞑るセリナに、エリオットはなんとも言えない表情を浮かべて頷いた。
……ただね…それ自体が悪い事じゃないとしても…ほら、相手にそういう趣味…って言っていいのかどうかわからないけど、とにかくそういう趣味がなかったらきっとうまくいかないと思うんだよね。
だったら、早くに諦めさせた方がその人のためになるのか、それとも、それは本人が自分で気付くべきことなのかって、僕…よくわからなくて…」
「エリオット、あなた一体何のことを……」
少し苛立ったように話していたセリナの言葉が不意に途切れた。
「エリオット…もしかして、それってジャックのこと!?」
「ええっ!!」
エリオットは顔を赤らめ、目と口を大きく開いたまま、セリナをみつめる。
「エリオット…なんて顔してるの…」
「セリナ…どうしてわかったの!?
まさか、前から気付いてたの?」
ジャックの事情を知るセリナは噴き出しそうになるのを必死に堪えながら、平静な様子を装った。
「まぁね…
ジャックのあの様子を見てたら、ピンと来たわ。」
「す、すごいや!
セリナはやっぱり普通の人間より、ずっとカンが鋭いんだね!
……実は、昨夜、ジャックと話した時のことなんだけど…
僕、今まで、彼はフレイザーのことを兄さんみたいに感じてるんだと思ってたんだ。
でも、昨夜の様子だと、まるで恋愛感情みたいに思えて…
それで、なんだかもやもやして君に相談したかったんだよ。」
「エリオット、私、言ったでしょ?
キューピッドになるつもりだって…」
「ま、ま、まさか…!
セリナ、フレイザーとジャックをくっつけるつもりなの!?」
セリナは答える代わりに、意味ありげな微笑を返す。
「そんなの無理だって!
フレイザーは、晩生で恋らしい恋もしたことないのに、最初に好きになられた相手が男だなんて、絶対無理だよ!」
「……エリオット、どうしてそんなこと知ってるの?
あなた達、記憶を失ってるんでしょう?」
「え…?そ、そそれは、つまり……
そ、そうだ!それはね、セリナ、忘れてるってことはないのも同じだから、最初の相手が男なんて無理ってことだよ!」
エリオットは、早口でそうまくしたてると、どこか無理した笑いを浮かべた。
「大丈夫!私に任せてちょうだい!
私が絶対に二人をうまくくっつけてあげる!」
自信ありげに親指を突き立て片目を瞑るセリナに、エリオットはなんとも言えない表情を浮かべて頷いた。
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