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休日 side 美穂

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「ね、あゆ…これ、おいしいね!」

「そうだね。」



あゆは、スマホをいじりながら、気のない返事をする。
食べる時くらい、スマホを触らなくても良いのに…



そうは思うけど、口に出していうのはやはりはばかられる。
偉そうって思われるのも嫌だし。



あゆは、相変わらず、スマホをいじりながら、たまにパンケーキを頬張っていた。
あゆがしゃべらないから、私もちょっと退屈になって来てスマホに手を伸ばす。



(あ……そういえば、相川さんに返信してない!!)



朝、返信しようと思ってたのに、今朝は思いがけず寝坊してしまい、バタバタしてるうちに返信のことを忘れてしまい…
それからは、映画を見たり買い物をしたりしてたから、相川さんへの返信のことなんてすっかり忘れ果てていた。



罪悪感と同時に感じる面倒くささ…
あぁ、だめだ…
私、昔の私にかなり戻ってる。



『早く返信しなきゃ!』
『もうほっとけば?』



相反する二つの想いが交錯する。



(うん、とりあえず返信しよう。
相川さんがもし怒ってたら、それはもう仕方ないけど…
いくらなんでも、返信無しは酷すぎる…人としてダメだよね。)



そう思い、私はLINEを開いた。 
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