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ブルーな気分 side 美穂

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「……自信ない。」

 「私がついてるから、一緒に頑張ろうよ!
だって、相川さん、あんなに格好良いんだよ。
 歌だってうまいし、明るいし、絶対に悪い人じゃないよ。
それに、なにしろ、美穂にぞっこんみたいだしさ。」

 確かにあゆの言うことは正しい。
あんな格好良い人に好かれてるとしたら、それはとてもありがたいことだ。



 「で、でも…私、きっと地が出てしまうと思うんだ…」

 「出たら出たで仕方ないじゃん。
どこまで出来るかわからないけど、とりあえず、頑張れるだけ頑張ってみなよ。」

 「……わかった。」



あゆのおかげで、少しだけ気持ちが軽くなったっていうか…
やる気が出て来たっていうか…



そうだよね…
まだ何日も経ってないのに、もう諦めるなんて、あまりに情けなさすぎる。
 少しは頑張らないとね。



 「ちゃんと返信しときなよ。」

 「うん、わかった…」

 「やっぱり、飲みは二人でってことだったんじゃん。」

 「あ……私が勘違いしたんだね、きっと。」



ヤバい!
 昨夜、私は「みんなでって言ってた」って嘘吐いちゃったんだった。
あゆ、気付いてないかな?とりあえず、笑って誤魔化しておいたけど、大丈夫かな?

 
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