緑と石の物語

我が家へ…

１１

＊



（レヴさんが森の民の研究を…？
一体、森の民のなにを研究されてるって言うのかしら？
…まさか、私が森の民だってことを知って…！？
…いえ、そんなことはないわ。
私の姿を見て、森の民だとわかる人はいないはずよ。
それにもし疑いを持ってるとしたら、サリーさんがあんなことをおっしゃるはずはないわ。
そう…今まで通り、自然に振舞っていたらきっと大丈夫よ！
もしかしたら、さっきの私は様子がおかしいと思われたかしら…！？
…これからは、もっと気を付けなくては…！）



 暗い部屋の中で、ジネットは身を縮め、大きな不安と強い決意を感じていた。