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新たな旅へ
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「シャルロ!!どうだった?」
「……全くの別人だったよ…
髪型や背格好は似てたんだがな。」
「そっか~、ありがとう!」
「ただ…」
その時、店からシャルロを呼ぶ声が聞こえた。
「あ、またお客みたいだよ!」
「あ…あぁ…じゃ、レヴさんやヴェールによろしくな!
また何かあったら来てくれよ!」
サリーは手をふり、シャルロの店を後にした。
「サリーさん、早かったですね。」
「あぁ、店にお客が来たんで、もう面倒だし帰って来たんだよ。
ま、あたしは特に知りたいことっていうのもないからね。」
「そうだったんですか…」
(きっとサリーさんはシャルロさんに私のことを聞きに行かれたんだわ。
大丈夫だったかしら…シャルロさんに見透かされてなけりゃ良いのだけど…)
宿に戻ったサリーは早速、先ほどのことをレヴに知らせに行った。
「どうだった?」
「違ったよ。
ジネットじゃなかったみたいだ…」
「そうだったか…」
「考え過ぎだったようですね…」
「一体、どういうことだったんだい?」
「シャルロさんの店に、暗き森で案内人に世話になったという女性が来て、彼を探してると言ったそうなんだ。
その女性の容姿がジネットさんに似ているように思ったのでな…」
「そういうことだったのか……
そういえば、ジネットは暗き森にえらく関心を持ってたよね。
ヴェールの家でもあれこれ探ってたし…」
「そうなのだ。
だから、私やヴェールもシャルロさんの話を聞いた時、ジネットさんのことではないかと思ったのだ。」
しかし、そうではないとわかったことで、二人はなんとなくほっとした想いを感じていた。
「あ、そういえば、なんでヴェールをシャルロの所へ連れて行ったんだい?」
「それはな、シャルロさんはヴェールのお父上と古くからのお知り合いらしく、その女性の話を聞いた時に私は今その案内人と一緒に旅をしていると言ったら、ひどく驚かれてな。
それで、会わせてくれと…
シャルロさんは、ヴェールのことをずっと気にかけて下さっていたようだ。」
「そうだったのかい。
シャルロとヴェールのお父さんが…不思議な縁だね…
で、ヴェールは、その女の人に心あたりはないのかい?」
「私は暗き森にいる時に女性を案内したことはないのです。」
「それもまた謎めいた話だね。
そんな嘘をついてまで、ヴェールの居所を探してる女がいるとは…」
「私にもわけがわかりませんよ。」
「シャルロ!!どうだった?」
「……全くの別人だったよ…
髪型や背格好は似てたんだがな。」
「そっか~、ありがとう!」
「ただ…」
その時、店からシャルロを呼ぶ声が聞こえた。
「あ、またお客みたいだよ!」
「あ…あぁ…じゃ、レヴさんやヴェールによろしくな!
また何かあったら来てくれよ!」
サリーは手をふり、シャルロの店を後にした。
「サリーさん、早かったですね。」
「あぁ、店にお客が来たんで、もう面倒だし帰って来たんだよ。
ま、あたしは特に知りたいことっていうのもないからね。」
「そうだったんですか…」
(きっとサリーさんはシャルロさんに私のことを聞きに行かれたんだわ。
大丈夫だったかしら…シャルロさんに見透かされてなけりゃ良いのだけど…)
宿に戻ったサリーは早速、先ほどのことをレヴに知らせに行った。
「どうだった?」
「違ったよ。
ジネットじゃなかったみたいだ…」
「そうだったか…」
「考え過ぎだったようですね…」
「一体、どういうことだったんだい?」
「シャルロさんの店に、暗き森で案内人に世話になったという女性が来て、彼を探してると言ったそうなんだ。
その女性の容姿がジネットさんに似ているように思ったのでな…」
「そういうことだったのか……
そういえば、ジネットは暗き森にえらく関心を持ってたよね。
ヴェールの家でもあれこれ探ってたし…」
「そうなのだ。
だから、私やヴェールもシャルロさんの話を聞いた時、ジネットさんのことではないかと思ったのだ。」
しかし、そうではないとわかったことで、二人はなんとなくほっとした想いを感じていた。
「あ、そういえば、なんでヴェールをシャルロの所へ連れて行ったんだい?」
「それはな、シャルロさんはヴェールのお父上と古くからのお知り合いらしく、その女性の話を聞いた時に私は今その案内人と一緒に旅をしていると言ったら、ひどく驚かれてな。
それで、会わせてくれと…
シャルロさんは、ヴェールのことをずっと気にかけて下さっていたようだ。」
「そうだったのかい。
シャルロとヴェールのお父さんが…不思議な縁だね…
で、ヴェールは、その女の人に心あたりはないのかい?」
「私は暗き森にいる時に女性を案内したことはないのです。」
「それもまた謎めいた話だね。
そんな嘘をついてまで、ヴェールの居所を探してる女がいるとは…」
「私にもわけがわかりませんよ。」
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