タイトル未定

ルカ(聖夜月ルカ)

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new life

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 「どうかしら?今日のメニューはお気に召して?」

 「は、はい!すごくおいしいです!」

ふるまわれたランチは、とても美味しかった。
 味だけじゃなく、盛り付けも使われている食器も、まるで高級なレストランみたい。



 「あかねさんは、お料理はなさるの?」

 「いえ…私は、つまらない料理しか出来ませんから、食事は和代さんにお任せしています。」

 「つまらないなんて思うことないわ。
 私、今までお料理したことがないから、本当に何も作れなくて…
それで、お料理教室に通おうかと思ってるんだけど、あかねさんもご一緒にいかが?」

 「えっ!?お料理教室ですか?」

 今は、英会話を習ってるだけだから、時間なら確かにある。
それに、私の作れるものといったらせいぜいカレーや肉じゃがや野菜炒めくらいのもので、とても、那月さんに出せるものじゃない。
だけど、料理のレパートリーが増えたら、那月さんにも食べてもらえるかもしれない。



 「今夜、那月さんと相談してみます。」

 「なっちゃんが反対するはずはないわ。
あかねさんが一緒に行って下さったら、私も心強いですわ。」

 沙也加さんは、すでに一緒に行く気満々だ。
 少しでも私のことを頼ってくれてるのが、なんだかとても嬉しかった。
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