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魔法陣
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「おぬし…何者だ?」
煎兵衛さんは、美戎をみつめて厳しい声で問い詰めた。
「……気付いてるんでしょ?」
煎兵衛さんはゆっくりと頷いた。
「私のカンに間違いがなければ…おまえは……式神。」
美戎は悪びれた様子もなくにっこりと笑った。
「さすがは、陰陽師頭さんだね。
初代の煎兵衛さんの名前を受け継いでるだけのことはある。
他の人は誰も気付かなかったのに…」
「やはりそうだったか。
して、おまえは誰の式神なのだ?」
「僕は……」
「どうした?」
「僕の主は死んだ……」
「死んだ…?では、なぜ姿を消さぬ?
それに、おまえの姿はなんだ。
人間とまるで同じではないか。
それに、私はここに来てまだ誰にも式の作り方を教えてはおらん。
式の作り方に関しては、直系の者にしか教えるつもりではないのだ。
この世界では、私の他に式を作れる者などおらぬはずだが…」
なにやらどうも話がおかしい。
陰陽師頭の煎兵衛さんも、そして美戎も、きっと俺も、皆、戸惑ったような顔をしていた。
「そういえば、おまえ、さっきおかしなことを言うたな。
初代の煎兵衛の名前を受け継いだとかなんとか…あれはどういうことだ?」
「えっ?あれはそのまんまだよ。
あなたは他所の世界からここへやって来た煎兵衛さんの名前を受け継いだんでしょう?」
煎兵衛さんは、美戎の顔を見ながら頭をひねる。
「おまえの言うことがわからん。
私は、確かによその世界からやって来た。
だが、この世界には、元々、陰陽師などという者はおらんかった。」
「えっ…!?」
美戎が、俺の顔を見る…
なんだって?
つまり、今、目の前にいる煎兵衛さんは、他所の世界からやって来た陰陽師の煎兵衛さんで…
(……えっ!?)
その時、俺の頭に浮かんだのは、とてもじゃないけど信じられない、馬鹿げた推測で……
「あれ?それじゃあ、あなたはこの世界での初代の陰陽師の安倍川煎兵衛さん?
山之内さんと一緒にこの世界に来た…」
「いかにも、私は陰陽師・安倍川煎兵衛だ。
おまえは山之内さんのことも知っているのか?」
「そっか~。あなたが煎兵衛さんなんだね。
ゆかりさんのご先祖様の…」
美戎の言葉に、俺は鼓動が速くなるのを感じた。
煎兵衛さんは、美戎をみつめて厳しい声で問い詰めた。
「……気付いてるんでしょ?」
煎兵衛さんはゆっくりと頷いた。
「私のカンに間違いがなければ…おまえは……式神。」
美戎は悪びれた様子もなくにっこりと笑った。
「さすがは、陰陽師頭さんだね。
初代の煎兵衛さんの名前を受け継いでるだけのことはある。
他の人は誰も気付かなかったのに…」
「やはりそうだったか。
して、おまえは誰の式神なのだ?」
「僕は……」
「どうした?」
「僕の主は死んだ……」
「死んだ…?では、なぜ姿を消さぬ?
それに、おまえの姿はなんだ。
人間とまるで同じではないか。
それに、私はここに来てまだ誰にも式の作り方を教えてはおらん。
式の作り方に関しては、直系の者にしか教えるつもりではないのだ。
この世界では、私の他に式を作れる者などおらぬはずだが…」
なにやらどうも話がおかしい。
陰陽師頭の煎兵衛さんも、そして美戎も、きっと俺も、皆、戸惑ったような顔をしていた。
「そういえば、おまえ、さっきおかしなことを言うたな。
初代の煎兵衛の名前を受け継いだとかなんとか…あれはどういうことだ?」
「えっ?あれはそのまんまだよ。
あなたは他所の世界からここへやって来た煎兵衛さんの名前を受け継いだんでしょう?」
煎兵衛さんは、美戎の顔を見ながら頭をひねる。
「おまえの言うことがわからん。
私は、確かによその世界からやって来た。
だが、この世界には、元々、陰陽師などという者はおらんかった。」
「えっ…!?」
美戎が、俺の顔を見る…
なんだって?
つまり、今、目の前にいる煎兵衛さんは、他所の世界からやって来た陰陽師の煎兵衛さんで…
(……えっ!?)
その時、俺の頭に浮かんだのは、とてもじゃないけど信じられない、馬鹿げた推測で……
「あれ?それじゃあ、あなたはこの世界での初代の陰陽師の安倍川煎兵衛さん?
山之内さんと一緒にこの世界に来た…」
「いかにも、私は陰陽師・安倍川煎兵衛だ。
おまえは山之内さんのことも知っているのか?」
「そっか~。あなたが煎兵衛さんなんだね。
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美戎の言葉に、俺は鼓動が速くなるのを感じた。
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