1ページ劇場②

ルカ(聖夜月ルカ)

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相思華

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 「彰…どうしているの?」

 「どうしてって…久しぶりに休み取った。
ちょっと話したいことがあって…」

その時、ピンと来た。
 彼は、きっと私と同じことを考えている。
 私達は、けっこう気が合って、そういうことは今までにもあったから…
それならば…彼に話させてあげよう。
その方が、彼もすっきりするだろうから。



 「話って…何?」

 久しぶりの二人そろっての夕食なのに、気が重い。



 「うん…あの…あと二か月だけ我慢して。」

 唐突なその言葉は、どういう意味なのか、私にはわからなかった。



 「どういうこと?」

 私は率直に質問した。



 「うん、だから…
あと二か月したら、今の居酒屋やめて、昼間の仕事に就くから…」

 「え?」

 「あと少しで借金のめどが立つんだ。
ちょっと無理しすぎたけど、そのおかげでなんとかなってきた。
 長い間、寂しい想いをさせてごめん。」

その言葉を聞いたら、胸がいっぱいになってしまった。
 彼は、気付いてたんだ。
 彼は、考えていてくれたんだ。



 「な、なによ、私…別に寂しくなんか…」

 私の口から飛び出したのは、心とは裏腹な強がり。
 彼はそれを察したのか、ふふっと笑った。



 「……本当にごめんな。」

なんで、そんなに素直なのよ!
 思わず、涙がぽろりとこぼれた。



 葉は花のことを想っていてくれた。



 私もこれからは、葉のことをもっと深く信じて愛そう…



そんなことを想った。



fin.
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