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夢探し
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(あら、可愛い…)
通勤途中の道に、赤いチューリップが並んで咲いていた。
花を可愛いと感じるなんて、私もいつの間にか年を取ったんだなと思うと、少し苦々しい想いを感じた。
それも仕方ないこと…
今日からスーパーの正社員となった私は、アラフォーと言われる年齢だもの。
同期入社の中では、もしかしたら最年長かもしれない。
最年長でも、職場では新人だ。
働いたことがないわけではなかったけど、今まではずっとパートだったから、正社員という肩書には少しだけ胸が躍る。
学生の頃から演劇というものに憑りつかれ、私は女優を目指して懸命に努力した。
努力という点では、同じ劇団の誰にも負けてないという自負もあった。
だけど、悲しいかな…私は天性の才能というものに恵まれなかった。
どれだけ努力をしようとも、私にはたいした役はつかなかった。
私自身、うまく演技が出来ないことがわかっていた。
頭の中にイメージはあるものの、それをうまく表現できない。
昨年の春、劇団にまどかという新人が入って来た。
彼女の演技を見た時に、心が震え、自然と涙がこぼれた。
これこそが才能なんだと、見せつけられたような気がした。
私がどれほど焦がれても表現できないことを、彼女はいとも簡単に表現して見せたのだ。
それは私の生き方を大きく変えるほどのものだった。
ずっと続けて来た演劇を…
女優になるという夢から、卒業することを決意させた。
とても辛い決断ではあったけど、今が辞め時なんだと思った。
まどかは私に演劇をやめる勇気をくれたのだ。
演劇が好きなことには変わりはない。
これからは、演じる側ではなく、見る側に変わるだけのこと。
(女優という夢は終わったけれど…これからまた何か新しい夢がみつけられたら良いな…)
まだ少し未練はあるけれど、私は新たな夢をみつけたいと思ってる。
この赤いチューリップのように、花を咲かせられたら良いなと思ってる。
遅咲きかもしれないけれど、いつか、きっと……
(あら、可愛い…)
通勤途中の道に、赤いチューリップが並んで咲いていた。
花を可愛いと感じるなんて、私もいつの間にか年を取ったんだなと思うと、少し苦々しい想いを感じた。
それも仕方ないこと…
今日からスーパーの正社員となった私は、アラフォーと言われる年齢だもの。
同期入社の中では、もしかしたら最年長かもしれない。
最年長でも、職場では新人だ。
働いたことがないわけではなかったけど、今まではずっとパートだったから、正社員という肩書には少しだけ胸が躍る。
学生の頃から演劇というものに憑りつかれ、私は女優を目指して懸命に努力した。
努力という点では、同じ劇団の誰にも負けてないという自負もあった。
だけど、悲しいかな…私は天性の才能というものに恵まれなかった。
どれだけ努力をしようとも、私にはたいした役はつかなかった。
私自身、うまく演技が出来ないことがわかっていた。
頭の中にイメージはあるものの、それをうまく表現できない。
昨年の春、劇団にまどかという新人が入って来た。
彼女の演技を見た時に、心が震え、自然と涙がこぼれた。
これこそが才能なんだと、見せつけられたような気がした。
私がどれほど焦がれても表現できないことを、彼女はいとも簡単に表現して見せたのだ。
それは私の生き方を大きく変えるほどのものだった。
ずっと続けて来た演劇を…
女優になるという夢から、卒業することを決意させた。
とても辛い決断ではあったけど、今が辞め時なんだと思った。
まどかは私に演劇をやめる勇気をくれたのだ。
演劇が好きなことには変わりはない。
これからは、演じる側ではなく、見る側に変わるだけのこと。
(女優という夢は終わったけれど…これからまた何か新しい夢がみつけられたら良いな…)
まだ少し未練はあるけれど、私は新たな夢をみつけたいと思ってる。
この赤いチューリップのように、花を咲かせられたら良いなと思ってる。
遅咲きかもしれないけれど、いつか、きっと……
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