1ページ劇場②

ルカ(聖夜月ルカ)

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星の欠片

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 「う、う~ん…」

お味噌汁のにおいで目が覚めた。



 「悟!起きて!」

 「う、うん…」

 悟を起こして居間に行ったら、パパもママもおばあちゃんも帰って来てた。



 (そっか…あのうさぎは夢だったんだ…)


そりゃあそうだ。
 空を飛ぶ扇風機なんて、三年生にもなったらそんなことがあるはずないってちゃんとわかる。



 「おはよう。昨夜はよく眠れたかい?」

 「う、うん。」

 「パパー!僕ね、昨夜、うさぎと一緒に空を飛んだんだ!
 足を滑らせて月から落ちて来たうさぎとね、一緒に空を飛びまわったんだ。」

 「へぇ、そうか、それは楽しそうだな。」



なぜ、悟が私と似たような夢を見たのか、不思議だったけど…
姉弟だから、そういうこともあるのかも…



「おねえちゃんは、扇風機に乗って空を飛んだんだ。ね?」

 「えっ!?」

 何で、悟がそんなことを…?
 不思議で仕方なかったけど、まずはとにかく顔を洗って、それから朝ごはんだ。



 「ごちそうさま。」

 朝ごはんを食べ終えた時…私はパジャマのポケットに何か入ってることに気が付いた。
 出してみると、それは昨夜、うさぎからもらった星の欠片だった。



 「あ、星の欠片!」

 悟はやはりそのことも知っていた。



 「星の欠片??」

 「おや、金平糖なんて珍しいね。どうしたんだい?」

おばあちゃんが星の欠片を見てそんなことを言った。



 「えっと……」

 「これは星の欠片だよ。うさぎがくれたんだ。」

どう答えたら良いのかわからなくて困ってる私の代わりに、平然と悟が答えた。



おばあちゃんたちは不思議そうな顔をしてたけど…
悟は、すごく嬉しそうに笑ってた。



 ~fin.

 
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