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第4章…side ブルー
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しおりを挟むクリスが何のことを言っているのか、私にはさっぱり理解出来なかった。
次の日…アルフレッドの案内で私達は劇場へ向かった。
そこは、いつもの野外ステージとは比べ物にならない素晴らしいものだった
劇団員達も一様に目を見張り、至る所を眺め回している。
「ブルーさん、見てみなよ!
天井があんなに高い!
ここだと音の反響もずいぶん違うだろうなぁ…
ステージもほら、こんなにしっかりしてるぜ!
これなら、どんなに激しいダンスを踊っても穴が開く心配なんてないな!」
クリスも初めて見た大きな劇場にひどく感動しているようだった。
「おい!ブルー!
早速、たくさん来てるぜ!」
座長が指差した先には、差入れの山があった。
昨夜のパーティに来た女性達からのものだろうか…
舞台も見ないうちから、ずいぶんと気前の良いことだ。
*
やがて、夜になり、ついにステージの幕が上がった。
こちらの大陸では初めての舞台だというのに、どこから聞き付けたのか、客席はいつの間にか満員になっていた。
いささかの疲れはあったが、私達は初めての土地、初めての劇場ということで気持ちを新たにすることが出来、いつも通りの…いや、いつもより気迫のこもった良いステージが出来たと思う。
会場は熱気に包まれ、観客も立ち上がってそんな私達に熱い歓声を送ってくれた。
客席が盛り上がるとますますこちらも気持ちが高揚してくる。
舞台と観客が一体になった瞬間だった…
なりやまぬ拍手の中、二時間程の舞台の幕が降り、舞台から戻るとそこではアルフレッドが満面の笑みを湛え私達を出迎えてくれた。
「素晴らしい!
思っていた以上でした!
私は今、感動で胸がいっぱいですぞ!
特に、プリンス・カイヤナイト!
あなたの天使のような歌声には涙がこぼれましたよ。」
アルフレッドは、そう言って私の手を強く握り締めた。
そんな光景を見て、座長やナターシャも上機嫌だった。
アルフレッドは一座のことをたいそう気に入ってくれたようだ。
その後、座長からしばらくこの大陸で興行を続けていくことになったということを知らされた。
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