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第7章…side ノワール
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隣の大陸までは約一ヶ月の長い船旅だ。
船の中ではこれといって何もすることがなく退屈だったが、この船旅さえ済めばブルーに会える。
そう思うと心の中は軽やかだった。
港に着けばすぐに会えるということではないが、ブルーの行き先を辿るのはそう難しいことではないと思う。
なぜなら、私はブルーと同じ顔をしているのだから…
今までは違う時代を生きていたからこそ手掛りがみつからなかったのだが、彼と同じ時代を生き、彼の住む大陸に行けば、必ずブルーの行き先を突き止められる。
私はそう確信していた。
*
退屈だった船旅もいつの間にか過ぎていった。
隣の大陸まではあと数日だろうという矢先のことだった。
隣の大陸に近付けば近付くほどに、私の気分は高まっていく…
様々なことがあったが…ついに、あと少しで天界へ戻れるのだ。
創造主との賭けに勝つことが出来るのだ!
その日の私はおかしいほどに浮かれていた。
久しぶりに浴びるように酒を飲んだ。
人間の世界に着いて、初めて酒というものを口にした時のようにとても楽しい酒だった。
見知らぬ人々にも酒を振る舞い、何度も何度もグラスを合わせて乾杯をした。
人々はそんな私をどんな風に思っているだろう…
何かとても良い事があったのだとは考えるだろうが、本当のことに気付く者はいないはずだ。
私は火照った身体を冷まそうとデッキに出た。
冷たい風がとても心地良い…
暗い闇の中には小さな灯かりしか見えなかったが、あれはきっとあの大陸の灯かりなのだ。
まさに、私にとっての希望の光だ。
私は見えない大陸に向かって手を振りながら、上機嫌で歓声をあげ、大きな声で笑った。
この世界に来て、今が一番幸せな時かもしれない…
そう思った時、不意に船が揺れ、私の身体はバランスを失った…
朦朧とする意識の中で、私は突然の冷たさを感じ、自分が船から落ちたことを悟った。
何てことだ…あと少しで天界へ戻れるというのに…!
冷たさのせいか、意識ははっきりしていたが、身体は思うようには動かない…
もがいても何度も水の中に沈みこんでしまう。
そして、その度に身体が弱っていくのを感じた…
私はここで死ぬわけにはいかないのだ…!
なんとかしなければ…!
私は無我夢中で手足を動かし続けたが、冷たい水の中ではそれも無駄なあがきのように感じられた。
また、何度も水の中に沈みこみ…やがて、私は意識が遠のいていくのを感じた…
船の中ではこれといって何もすることがなく退屈だったが、この船旅さえ済めばブルーに会える。
そう思うと心の中は軽やかだった。
港に着けばすぐに会えるということではないが、ブルーの行き先を辿るのはそう難しいことではないと思う。
なぜなら、私はブルーと同じ顔をしているのだから…
今までは違う時代を生きていたからこそ手掛りがみつからなかったのだが、彼と同じ時代を生き、彼の住む大陸に行けば、必ずブルーの行き先を突き止められる。
私はそう確信していた。
*
退屈だった船旅もいつの間にか過ぎていった。
隣の大陸まではあと数日だろうという矢先のことだった。
隣の大陸に近付けば近付くほどに、私の気分は高まっていく…
様々なことがあったが…ついに、あと少しで天界へ戻れるのだ。
創造主との賭けに勝つことが出来るのだ!
その日の私はおかしいほどに浮かれていた。
久しぶりに浴びるように酒を飲んだ。
人間の世界に着いて、初めて酒というものを口にした時のようにとても楽しい酒だった。
見知らぬ人々にも酒を振る舞い、何度も何度もグラスを合わせて乾杯をした。
人々はそんな私をどんな風に思っているだろう…
何かとても良い事があったのだとは考えるだろうが、本当のことに気付く者はいないはずだ。
私は火照った身体を冷まそうとデッキに出た。
冷たい風がとても心地良い…
暗い闇の中には小さな灯かりしか見えなかったが、あれはきっとあの大陸の灯かりなのだ。
まさに、私にとっての希望の光だ。
私は見えない大陸に向かって手を振りながら、上機嫌で歓声をあげ、大きな声で笑った。
この世界に来て、今が一番幸せな時かもしれない…
そう思った時、不意に船が揺れ、私の身体はバランスを失った…
朦朧とする意識の中で、私は突然の冷たさを感じ、自分が船から落ちたことを悟った。
何てことだ…あと少しで天界へ戻れるというのに…!
冷たさのせいか、意識ははっきりしていたが、身体は思うようには動かない…
もがいても何度も水の中に沈みこんでしまう。
そして、その度に身体が弱っていくのを感じた…
私はここで死ぬわけにはいかないのだ…!
なんとかしなければ…!
私は無我夢中で手足を動かし続けたが、冷たい水の中ではそれも無駄なあがきのように感じられた。
また、何度も水の中に沈みこみ…やがて、私は意識が遠のいていくのを感じた…
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