十五の石の物語

ルカ(聖夜月ルカ)

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3、空晶石(聖なる契約)キャストライト

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「あ、あれっ……」

 暗がりの中、サリーが何かをみつけ声を上げた。



 「レヴ!実だよ!ここに実がなってるよ!」

 「実…?」



サリーに手を引かれ、私が掴んだそれは、小さ目の葡萄程の大きさのものだった。
 近付くと甘酸っぱい匂いが鼻をくすぐる。

サリーは少し匂いを嗅いでから、その実を採り、躊躇なくそれを口に入れた。



 「思ったよりも酸っぱいね…それに苦いよ。」

そう言いながらも、サリーはその実を立て続けに食べ続ける。



 「大丈夫なのか?」

 「あんたは心配性だね。味は良くないけど、なんともないよ。」



サリーにそう言われ、私もその実に手を伸ばし、恐る恐る口の中に放りこんだ。
サリーの言う通り、酸味が強く後味に苦みが残るが、果汁が多いため、喉の渇きが少し癒されるような気がした。
 小さいのでひとつひとつではまどろっこしく、私は、今度はいくつかをまとめて口の中に放り込んだ。
いっぺんに頬張ると、舌がピリピリするような感覚を感じた。
しかし、それでも私達は喉の渇きと空腹を忘れようとするかのごとく、手当たり次第にその実を口に運び続けた。
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