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13、薔薇輝石(結ぶ愛)ロードナイト

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ジネットは、浮き足立った心を落ち着かせるため、海岸をしばらく散策してから宿へ向かった。
 心地良い潮風を感じ、波の音を聞きながら、ジネットはつい先程のことを思い返す。



 (……やっぱり、シャルロさんは噂通りの預言者だったわ。
 今日は調子が悪いとおっしゃってたけど、あれだけのことを見透かされた……
すごいものだわ。
 明日は、案内人さんの居場所の手掛りが何かみつかれば良いのだけれど……)

 大きな成果とは言えないまでも、ここへ来たことによって少し前に進めたような気がして、ジネットは気持ちが明るくなるのを感じた。

 次の日のことを考えると神経が高ぶって目が冴えてしまい、ジネットはいつまで経ってもなかなか寝付けなかった。


 
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