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第二章 クズは学校へ
第33話
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「うわっ、食べるのはやいねえ!もうちょっと多く作ればよかったかな……」
「いや、作ってくれただけでめちゃくちゃ嬉しいから!」
茉奈が反省して俯いたので、黒水は焦ってそれを否定した。
「よかったあ。でも、明日はもう一回り大きい弁当箱で作るから!」
「えっ、明日も作ってくれるの……」
「もちろん!毎日作るつもりだよ!」
なんという僥倖だろう。
可愛い女の子に弁当を作ってもらえるというご褒美イベントが毎日発生するのか。
しかも、昼飯の心配もなくなる。
黒水にとって、茉奈はまさに天使そのものだった。
「ところで、斧研は今日はどうしてるんだろうな?」
「斧研さんなら今日も色んな人から弁当をもらってたよ」
「さすが斧研だな……」
「ほんと、斧研さんの分も作ろうと思ったんだけど、やっぱり黒水くんの分作るだけで良さそうだね」
そう言って、茉奈は上目遣いで黒水の様子をチラチラと見ていた。
その茉奈の姿に見惚れていた黒水だったが。
コツコツと、階段を上る音が聞こえて来た瞬間、目が覚めるように黒水は階段のほうに顔を向けた。
現れたのは案の定、風紀委員のシモンだった。
風紀委員には囚人を監視する義務があるのだから。
「ごめん、そろそろ俺行くわ……」
「えっ、でもまだ昼休みは――」
「でも、ごめん……」
黒水は茉奈の言葉に食い気味で応えた。
腕の時計を見ると、昼休みはまだ十五分以上あることがわかる。
それでも、これ以上茉奈に迷惑をかけたくないと黒水は感じた。
黒水は茉奈のほうを振り向きもせずに、階段を下りていくシモンにぴったりとついていった。
「いや、作ってくれただけでめちゃくちゃ嬉しいから!」
茉奈が反省して俯いたので、黒水は焦ってそれを否定した。
「よかったあ。でも、明日はもう一回り大きい弁当箱で作るから!」
「えっ、明日も作ってくれるの……」
「もちろん!毎日作るつもりだよ!」
なんという僥倖だろう。
可愛い女の子に弁当を作ってもらえるというご褒美イベントが毎日発生するのか。
しかも、昼飯の心配もなくなる。
黒水にとって、茉奈はまさに天使そのものだった。
「ところで、斧研は今日はどうしてるんだろうな?」
「斧研さんなら今日も色んな人から弁当をもらってたよ」
「さすが斧研だな……」
「ほんと、斧研さんの分も作ろうと思ったんだけど、やっぱり黒水くんの分作るだけで良さそうだね」
そう言って、茉奈は上目遣いで黒水の様子をチラチラと見ていた。
その茉奈の姿に見惚れていた黒水だったが。
コツコツと、階段を上る音が聞こえて来た瞬間、目が覚めるように黒水は階段のほうに顔を向けた。
現れたのは案の定、風紀委員のシモンだった。
風紀委員には囚人を監視する義務があるのだから。
「ごめん、そろそろ俺行くわ……」
「えっ、でもまだ昼休みは――」
「でも、ごめん……」
黒水は茉奈の言葉に食い気味で応えた。
腕の時計を見ると、昼休みはまだ十五分以上あることがわかる。
それでも、これ以上茉奈に迷惑をかけたくないと黒水は感じた。
黒水は茉奈のほうを振り向きもせずに、階段を下りていくシモンにぴったりとついていった。
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