27 / 407
第1章 カイト、五歳までの軌跡
27 もふもふカイトはオーク肉が苦手です
しおりを挟む
うーっ、寒ぃぃぃぃー
めちゃ寒い、なに?冷凍庫?
なに?ボク凍っちゃうよ
「坊っちゃまこれを着ましょうか」
セバスが差し出したのは、なにかの皮で作られたモフモフのフワフワの、ガウンのようなもの。そして、ボクの腰で巻いているのもなにかの皮を使った紐みたいだ!
あったかーい、これなら寒くないぞ。
「セバス、ありがとう、温かいね」
「それはようございました。この土地は雪が降らず年中暖かいですからね、このような防寒服は不要なんですが、坊っちゃまが食料庫をみたいと仰ったので、旦那様がお坊ちゃま用のガウンを作るように指示を出されたのですよ。これができるまでは寒さ対策出来ませんからっ、やっと出来上がったガウンですよ、なので、お待たせ致しました。」
「パパにありがとうって言わなきゃね」
ニカッ
「う、お坊ちゃまの可愛さ、うっ、たまらん」
だから、セバス、また目がハートだからっ。もう、無理、無視だぞっ。
ってそこー。ゴードン、お前もかっ!
「セバス、案内して」
「かしこまりました。では、早速」
「こちらは、コッコウっ肉でございます」
コッコーって、もしかして鶏肉?!
やったー!ボクはガッツポーズをする。
「お坊ちゃま、そのポーズはなんでしょう?あ、持ってみたいのですか?お坊ちゃまにはまだ無理かもしれません」
「ボクにはまだもてない?」
「はい、落とすと大変ですから、やめておきましょーね」
「わかった。じゃ、あのお肉はなあに?」
「これは、オーク肉でございます」
オーク?オークがいるの?人型の体に、豚の顔した魔物だよな?人型ってむりー!
「これは、非常に美味でしてな」
えー、美味しぃのー?まじか?
「えぇ、坊っちゃまがお肉、そろそろお召し上がるころでしょ。これまではすり潰したり、形をなしてないものばかりでしたね。お父様の大好物ですよ。だから、定期的に仕入れております。ほら、この辺りは全部オーク肉ですよ」
「うん、わかった、次行こー」
ボクは吊るされてる肉が、オーク肉だと知って、元地球人の、ましてや元日本人のボクとしては、ゾッとする気がして、早めにこの場を去る事にした。
うっ、吐かない、大丈夫!
「さ、坊っちゃま、次の倉庫に参りましょ」
ちょっと気分が悪くなったのに、気づいたかな?さすがセバス。
外に出て、フーって息を吐く。
気分変えなきゃ、セバスとゴードンが心配しちゃう。
「豚肉とか、牛肉は無いの?」
「ございますよ。カイトお坊ちゃまは、豚肉も牛肉もご存知でしたか?賢いですね」
「うん、食料庫に行くって話をしたらマールから色々教えてもらって覚えたんだよ、すごいでしょ、ボク、すごい?」
「はい、カイトお坊ちゃまは、賢いですね、マーシュ家も安泰ですね」
笑顔で目を細めながらセバスはボクの頭を優しく撫でた。
本当は家令が、仕える家の子息の頭を撫でるのは不敬かもしれない。
でも、いいんだ。セバスは今日はボクにこの世界の食材を教えてくれたセンセイだから。
そう!そう考えとかないと、ねっ。
ボクは何となく危機感感じてそっとボクのお尻を隠してる。セバスに気づかれないように。
「あれ?お坊ちゃま?いかがなされました?もしかしてお花を詰みたいとか?」
「ちがうよっ」
めちゃ寒い、なに?冷凍庫?
なに?ボク凍っちゃうよ
「坊っちゃまこれを着ましょうか」
セバスが差し出したのは、なにかの皮で作られたモフモフのフワフワの、ガウンのようなもの。そして、ボクの腰で巻いているのもなにかの皮を使った紐みたいだ!
あったかーい、これなら寒くないぞ。
「セバス、ありがとう、温かいね」
「それはようございました。この土地は雪が降らず年中暖かいですからね、このような防寒服は不要なんですが、坊っちゃまが食料庫をみたいと仰ったので、旦那様がお坊ちゃま用のガウンを作るように指示を出されたのですよ。これができるまでは寒さ対策出来ませんからっ、やっと出来上がったガウンですよ、なので、お待たせ致しました。」
「パパにありがとうって言わなきゃね」
ニカッ
「う、お坊ちゃまの可愛さ、うっ、たまらん」
だから、セバス、また目がハートだからっ。もう、無理、無視だぞっ。
ってそこー。ゴードン、お前もかっ!
「セバス、案内して」
「かしこまりました。では、早速」
「こちらは、コッコウっ肉でございます」
コッコーって、もしかして鶏肉?!
やったー!ボクはガッツポーズをする。
「お坊ちゃま、そのポーズはなんでしょう?あ、持ってみたいのですか?お坊ちゃまにはまだ無理かもしれません」
「ボクにはまだもてない?」
「はい、落とすと大変ですから、やめておきましょーね」
「わかった。じゃ、あのお肉はなあに?」
「これは、オーク肉でございます」
オーク?オークがいるの?人型の体に、豚の顔した魔物だよな?人型ってむりー!
「これは、非常に美味でしてな」
えー、美味しぃのー?まじか?
「えぇ、坊っちゃまがお肉、そろそろお召し上がるころでしょ。これまではすり潰したり、形をなしてないものばかりでしたね。お父様の大好物ですよ。だから、定期的に仕入れております。ほら、この辺りは全部オーク肉ですよ」
「うん、わかった、次行こー」
ボクは吊るされてる肉が、オーク肉だと知って、元地球人の、ましてや元日本人のボクとしては、ゾッとする気がして、早めにこの場を去る事にした。
うっ、吐かない、大丈夫!
「さ、坊っちゃま、次の倉庫に参りましょ」
ちょっと気分が悪くなったのに、気づいたかな?さすがセバス。
外に出て、フーって息を吐く。
気分変えなきゃ、セバスとゴードンが心配しちゃう。
「豚肉とか、牛肉は無いの?」
「ございますよ。カイトお坊ちゃまは、豚肉も牛肉もご存知でしたか?賢いですね」
「うん、食料庫に行くって話をしたらマールから色々教えてもらって覚えたんだよ、すごいでしょ、ボク、すごい?」
「はい、カイトお坊ちゃまは、賢いですね、マーシュ家も安泰ですね」
笑顔で目を細めながらセバスはボクの頭を優しく撫でた。
本当は家令が、仕える家の子息の頭を撫でるのは不敬かもしれない。
でも、いいんだ。セバスは今日はボクにこの世界の食材を教えてくれたセンセイだから。
そう!そう考えとかないと、ねっ。
ボクは何となく危機感感じてそっとボクのお尻を隠してる。セバスに気づかれないように。
「あれ?お坊ちゃま?いかがなされました?もしかしてお花を詰みたいとか?」
「ちがうよっ」
995
あなたにおすすめの小説
バーンズ伯爵家の内政改革 ~10歳で目覚めた長男、前世知識で領地を最適化します
namisan
ファンタジー
バーンズ伯爵家の長男マイルズは、完璧な容姿と神童と噂される知性を持っていた。だが彼には、誰にも言えない秘密があった。――前世が日本の「医師」だったという記憶だ。
マイルズが10歳となった「洗礼式」の日。
その儀式の最中、領地で謎の疫病が発生したとの凶報が届く。
「呪いだ」「悪霊の仕業だ」と混乱する大人たち。
しかしマイルズだけは、元医師の知識から即座に「病」の正体と、放置すれば領地を崩壊させる「災害」であることを看破していた。
「父上、お待ちください。それは呪いではありませぬ。……対処法がわかります」
公衆衛生の確立を皮切りに、マイルズは領地に潜む様々な「病巣」――非効率な農業、停滞する経済、旧態依然としたインフラ――に気づいていく。
前世の知識を総動員し、10歳の少年が領地を豊かに変えていく。
これは、一人の転生貴族が挑む、本格・異世界領地改革(内政)ファンタジー。
転生したら領主の息子だったので快適な暮らしのために知識チートを実践しました
SOU 5月17日10作同時連載開始❗❗
ファンタジー
不摂生が祟ったのか浴槽で溺死したブラック企業務めの社畜は、ステップド騎士家の長男エルに転生する。
不便な異世界で生活環境を改善するためにエルは知恵を絞る。
14万文字執筆済み。2025年8月25日~9月30日まで毎日7:10、12:10の一日二回更新。
【㊗️受賞!】神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜
一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m
✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。
【あらすじ】
神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!
そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!
事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます!
カクヨム(吉野 ひな)にて、先行投稿しています。
【完結】辺境に飛ばされた子爵令嬢、前世の経営知識で大商会を作ったら王都がひれ伏したし、隣国のハイスペ王子とも結婚できました
いっぺいちゃん
ファンタジー
婚約破棄、そして辺境送り――。
子爵令嬢マリエールの運命は、結婚式直前に無惨にも断ち切られた。
「辺境の館で余生を送れ。もうお前は必要ない」
冷酷に告げた婚約者により、社交界から追放された彼女。
しかし、マリエールには秘密があった。
――前世の彼女は、一流企業で辣腕を振るった経営コンサルタント。
未開拓の農産物、眠る鉱山資源、誠実で働き者の人々。
「必要ない」と切り捨てられた辺境には、未来を切り拓く力があった。
物流網を整え、作物をブランド化し、やがて「大商会」を設立!
数年で辺境は“商業帝国”と呼ばれるまでに発展していく。
さらに隣国の完璧王子から熱烈な求婚を受け、愛も手に入れるマリエール。
一方で、税収激減に苦しむ王都は彼女に救いを求めて――
「必要ないとおっしゃったのは、そちらでしょう?」
これは、追放令嬢が“経営知識”で国を動かし、
ざまぁと恋と繁栄を手に入れる逆転サクセスストーリー!
※表紙のイラストは画像生成AIによって作られたものです。
もふもふで始めるのんびり寄り道生活 便利なチートフル活用でVRMMOの世界を冒険します!
ゆるり
ファンタジー
【書籍化!】第17回ファンタジー小説大賞『癒し系ほっこり賞』受賞作です。
(書籍化にあわせて、タイトルが変更になりました。旧題は『もふもふで始めるVRMMO生活 ~寄り道しながらマイペースに楽しみます~』です)
ようやくこの日がやってきた。自由度が最高と噂されてたフルダイブ型VRMMOのサービス開始日だよ。
最初の種族選択でガチャをしたらびっくり。希少種のもふもふが当たったみたい。
この幸運に全力で乗っかって、マイペースにゲームを楽しもう!
……もぐもぐ。この世界、ご飯美味しすぎでは?
***
ゲーム生活をのんびり楽しむ話。
バトルもありますが、基本はスローライフ。
主人公は羽のあるうさぎになって、愛嬌を振りまきながら、あっちへこっちへフラフラと、異世界のようなゲーム世界を満喫します。
カクヨム様でも公開しております。
1×∞(ワンバイエイト) 経験値1でレベルアップする俺は、最速で異世界最強になりました!
マツヤマユタカ
ファンタジー
23年5月22日にアルファポリス様より、拙著が出版されました!そのため改題しました。
今後ともよろしくお願いいたします!
トラックに轢かれ、気づくと異世界の自然豊かな場所に一人いた少年、カズマ・ナカミチ。彼は事情がわからないまま、仕方なくそこでサバイバル生活を開始する。だが、未経験だった釣りや狩りは妙に上手くいった。その秘密は、レベル上げに必要な経験値にあった。実はカズマは、あらゆるスキルが経験値1でレベルアップするのだ。おかげで、何をやっても簡単にこなせて――。異世界爆速成長系ファンタジー、堂々開幕!
タイトルの『1×∞』は『ワンバイエイト』と読みます。
男性向けHOTランキング1位!ファンタジー1位を獲得しました!【22/7/22】
そして『第15回ファンタジー小説大賞』において、奨励賞を受賞いたしました!【22/10/31】
アルファポリス様より出版されました!現在第四巻まで発売中です!
コミカライズされました!公式漫画タブから見られます!【24/8/28】
マツヤマユタカ名義でTwitterやってます。
見てください。
家ごと異世界転移〜異世界来ちゃったけど快適に暮らします〜
奥野細道
ファンタジー
都内の2LDKマンションで暮らす30代独身の会社員、田中健太はある夜突然家ごと広大な森と異世界の空が広がるファンタジー世界へと転移してしまう。
パニックに陥りながらも、彼は自身の平凡なマンションが異世界においてとんでもないチート能力を発揮することを発見する。冷蔵庫は地球上のあらゆる食材を無限に生成し、最高の鮮度を保つ「無限の食料庫」となり、リビングのテレビは異世界の情報をリアルタイムで受信・翻訳する「異世界情報端末」として機能。さらに、お風呂の湯はどんな傷も癒す「万能治癒の湯」となり、ベランダは瞬時に植物を成長させる「魔力活性化菜園」に。
健太はこれらの能力を駆使して、食料や情報を確保し、異世界の人たちを助けながら安全な拠点を築いていく。
転生貴族の領地経営〜現代日本の知識で異世界を豊かにする
初
ファンタジー
ローラシア王国の北のエルラント辺境伯家には天才的な少年、リーゼンしかしその少年は現代日本から転生してきた転生者だった。
リーゼンが洗礼をしたさい、圧倒的な量の加護やスキルが与えられた。その力を見込んだ父の辺境伯は12歳のリーゼンを辺境伯家の領地の北を治める代官とした。
これはそんなリーゼンが異世界の領地を経営し、豊かにしていく物語である。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる