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第1章 カイト、五歳までの軌跡
39 美味しすぎるミソ汁
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「まぁ、飲んでみてよ」
ドキドキだよね?ワクワクするよね?
未知の味だよ、ミソだよー、食べてみそー
目、つぶらないで。大丈夫だから。
「では、マーシュ家料理長の私、ゴードンがいただきます·····ゴクッ」
そー、そーだよね?
そうそうその顔だよ、幸せそうだぁー、あれ?目が血走ってるけど?
「え?ゴードン。そんな顔しちゃダメですよ、やっぱり·····」
「なんて至福。私が今まで作ってきた料理はなんだったんだ、ゴミか?クズか?」
マール、待てないよね、ここまで聞かされたら飲んでみたいよね?そーだろー、そうだろー、飲んでみそー。
「ゴクッ、これがミソ、美味し過ぎます。食の革命ですわ。あの、ミソバチがこんなにも美味しいなんて」
おっとー、ゴードン、おかわりしちゃう?
待っ、待ってよ、僕のが無くなっちゃうからっ。
こらこら、マール、ゴードンの頭とかー、手とかー、叩いちゃダメじゃん。
仲良くたべようー?
「ねぇ、ボクのも残ってるよね?」
なに?この世の終わりみたいな、渋い顔してさ、2人とも同じ顔してんじゃんか?
「あぁ、あ、ありますよ、坊っちゃま、どーぞ」
ってゴードン、鍋離してってば、ボクも食べたい。ちょっと、ちょっとマール、なんか睨んでない?胸に片手入れてどーした?ナイフなんて出さないでよー。
「うん、うっまいなー、ミソ汁。」
思わずバンザーイ。バンザーイ。
「はぅ、可愛かぁ」ぽやんっ
「はぅ、推しは尊いっ」ぽゃぽゃ~
「どう?ミソ、美味しいでしょ?」
「「はいぃ~」」
ちょっと、返事は短くだよ。
幸せそうな顔してるから、まっいっか。
2人の笑顔に僕もニコニコだ。
「あらあら、何しておられるのですか?」
「マールに、ゴードン、顔が緩んでますよ、引き締めなさい」
「カイトお坊ちゃま、マージン商会のイヌマ会長がお見えです。どちらにお通ししましょうか?」
「はて?この美味しそうな匂いはなんですか?あなた達2人とも何を食べたんです?私は仲間ハズレですか?酷いじゃない?」
「セバス、落ち着いて。セバスも味見してみてよ、ほら美味しいよ」
「ありがとうございます、カイトお坊ちゃま」
「それ、ミソバチのミソだから」
セバース、どうした?スプーン持ったまま、カクカク首をこっちに向けてどーした?
「セバス?飲みたいんでしょ、飲んでみてよ」
「···································」
「「早く飲みなさい」」
いや、仕方なく、仕方ない顔で見つめないでさ。
「ゴクッ」······························
「ゴクッゴクッゴクッ」
「ちょっとー、ちょっと待ってよ、ボクのが·····」
「はぁ~美味しかった」
美味しかったじゃないよ、ボクのあら汁ー。全部飲んじゃった、セバスのバカー!
「ゴードン」
「はい、お坊ちゃま」
「さっきのミソ汁の作り方覚えたでしょ?あとでパパとママにもアリにも飲んでもらうから、もう1回同じの、量多めに作ってて。誰かさんのように勝手に全部食べちゃう人がいるかもしれないから」
セバス、なに祈って、泣いてんのさ。
バチッ!ボクはセバスの頬をパチってする。
「さ、こんなこと二度とごめんだからね。家令が仕える家の当主の息子を差し置いて、ご飯全部食べるなんてありえないからね、反省してっ」
「大変失礼しました。以後気をつけます。申し訳ありませんでしたっ」
90℃での一礼。まぁ、ボクは本当はそんなに怒ってはない。だって初めて出会ったあの美味しさの衝撃はきっと凄すぎることなんだよね。だから、ま、いっか。
「マール、さ、ボクをマージン商会のイヌマ会長に紹介して。」
「分かりました、坊っちゃま、まずは先にお着替えからしましょうか。」
「あ、豚肉は、火が通って柔らかくなってるはずだから、火を止めといて」
ドキドキだよね?ワクワクするよね?
未知の味だよ、ミソだよー、食べてみそー
目、つぶらないで。大丈夫だから。
「では、マーシュ家料理長の私、ゴードンがいただきます·····ゴクッ」
そー、そーだよね?
そうそうその顔だよ、幸せそうだぁー、あれ?目が血走ってるけど?
「え?ゴードン。そんな顔しちゃダメですよ、やっぱり·····」
「なんて至福。私が今まで作ってきた料理はなんだったんだ、ゴミか?クズか?」
マール、待てないよね、ここまで聞かされたら飲んでみたいよね?そーだろー、そうだろー、飲んでみそー。
「ゴクッ、これがミソ、美味し過ぎます。食の革命ですわ。あの、ミソバチがこんなにも美味しいなんて」
おっとー、ゴードン、おかわりしちゃう?
待っ、待ってよ、僕のが無くなっちゃうからっ。
こらこら、マール、ゴードンの頭とかー、手とかー、叩いちゃダメじゃん。
仲良くたべようー?
「ねぇ、ボクのも残ってるよね?」
なに?この世の終わりみたいな、渋い顔してさ、2人とも同じ顔してんじゃんか?
「あぁ、あ、ありますよ、坊っちゃま、どーぞ」
ってゴードン、鍋離してってば、ボクも食べたい。ちょっと、ちょっとマール、なんか睨んでない?胸に片手入れてどーした?ナイフなんて出さないでよー。
「うん、うっまいなー、ミソ汁。」
思わずバンザーイ。バンザーイ。
「はぅ、可愛かぁ」ぽやんっ
「はぅ、推しは尊いっ」ぽゃぽゃ~
「どう?ミソ、美味しいでしょ?」
「「はいぃ~」」
ちょっと、返事は短くだよ。
幸せそうな顔してるから、まっいっか。
2人の笑顔に僕もニコニコだ。
「あらあら、何しておられるのですか?」
「マールに、ゴードン、顔が緩んでますよ、引き締めなさい」
「カイトお坊ちゃま、マージン商会のイヌマ会長がお見えです。どちらにお通ししましょうか?」
「はて?この美味しそうな匂いはなんですか?あなた達2人とも何を食べたんです?私は仲間ハズレですか?酷いじゃない?」
「セバス、落ち着いて。セバスも味見してみてよ、ほら美味しいよ」
「ありがとうございます、カイトお坊ちゃま」
「それ、ミソバチのミソだから」
セバース、どうした?スプーン持ったまま、カクカク首をこっちに向けてどーした?
「セバス?飲みたいんでしょ、飲んでみてよ」
「···································」
「「早く飲みなさい」」
いや、仕方なく、仕方ない顔で見つめないでさ。
「ゴクッ」······························
「ゴクッゴクッゴクッ」
「ちょっとー、ちょっと待ってよ、ボクのが·····」
「はぁ~美味しかった」
美味しかったじゃないよ、ボクのあら汁ー。全部飲んじゃった、セバスのバカー!
「ゴードン」
「はい、お坊ちゃま」
「さっきのミソ汁の作り方覚えたでしょ?あとでパパとママにもアリにも飲んでもらうから、もう1回同じの、量多めに作ってて。誰かさんのように勝手に全部食べちゃう人がいるかもしれないから」
セバス、なに祈って、泣いてんのさ。
バチッ!ボクはセバスの頬をパチってする。
「さ、こんなこと二度とごめんだからね。家令が仕える家の当主の息子を差し置いて、ご飯全部食べるなんてありえないからね、反省してっ」
「大変失礼しました。以後気をつけます。申し訳ありませんでしたっ」
90℃での一礼。まぁ、ボクは本当はそんなに怒ってはない。だって初めて出会ったあの美味しさの衝撃はきっと凄すぎることなんだよね。だから、ま、いっか。
「マール、さ、ボクをマージン商会のイヌマ会長に紹介して。」
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「あ、豚肉は、火が通って柔らかくなってるはずだから、火を止めといて」
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