ボクは転生者!塩だけの世界で料理&領地開拓!

あんり

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第1章 カイト、五歳までの軌跡

58 ガリガリクゥーステーキとイカルン汁の夕食

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「さぁ、食事の前に、カイトお坊ちゃま、
お風呂に参りましょ」

え?さっき入ったけど?

「お母様が、カイトお坊ちゃまをお風呂に入れてから夕食にお連れするようにと」

「え?さっき入ったよ。」

え?なんで?ボク臭う?臭い?

クンクン。やばー、なんだよー。
イカルンの臭いと、ガリガリクゥと、肉の匂い混じって、臭っ!
略して、イカくさっ。あ、そっちはまだよ。
とにかく、色んな臭いが移っちゃてるよー。

「分かった、マールお願い」

その後、何故か念入りに。

しかも、2回も全身洗われたよー、そんなに臭う?

シャワーも浴びて、髪を乾かしてさっぱりしたボクは、食堂へ向かう。

今日は新しいイカルンスミ汁と、ガリガリクゥステーキの夕食だ。楽しみ♡

さ、いつもの椅子に座ってる。
ボクは、カイチェアのテーブルはもう使ってない。
アリももうすぐ卒業かな?

「さぁ、家族揃ったな。今日はカイトが作った新しい料理をみんなで食べようじゃないか。」

「では、用意を」
うーん、真面目なセバスはいいのよ、かっこいいのよ、スマートな身のこなし。

「さて、カイト」

「はい、パパ」

「料理の説明をしてみなさい」

「分かりました。では、先に新しい味噌汁から紹介します。」

パパも、アリも、ママも、固まってるねー。

「これは新しいミソ汁です。プリプリのイカルンの身と豚肉を柔らかくなるまで煮て、少しのミソとを塩入れ、最後にイカルンのスミを入れて作りました。」

「これは?食えるのか?」

パーパー、そんなに嫌な顔しないで、なに?ガッカリしたの?大丈夫、食べてみて。

「大丈夫だよ、イカルダの女神様が教えてくれたんだよ、美味しいからって。イカルンの味が濃いのー、美味しいのがたーぷりいっぱいなんだよー。黒いからびっくりしてると思うけどー、まずは飲んでみて、おねがいっ」

「「「……」」」

「よし、私がまず飲んでみるか。」ゴクッ

ぶはー!なんだ、これは、魚介類は好きじゃないが、料理方が違うとこんなにも、美味いのか!魚汁も良かったが、これもなかなか濃厚で、美味いな!カイト、お前が息子でよかった。

「うん、美味いな。濃厚なイカルンの味の裏にミソの甘み、スミの深みがある、そんな味わい深い旨みだな」

へー、パパも真面目に言えんじゃん。
それにしてもー、ママとアリは食べないのー?

「ちょっとだけ」「1口だけ」

2人とも苦手かな?

アリー、お口の周りがまっくろー。
ママ、無言、その無言はどんな意味?
ね、ね、美味しい?

「アリ、これ、ヤーッ!!!」
「おにーちゃま、ごめんなちゃい、もう、いらないっ」

そーかー、ダメだったかー。仕方ないや、好みが分かれるからね、残念!

「ママ?」

ん?ママ、どうしたの?

「美味しい?」………「うん?」

手を口元でグッパッグッパってして、手を振ってるけど?
ん?なに?なに?ボクが通訳するよ。
うんうん、お歯黒だから喋れない?

「ママ、ん?ガリガリクゥステーキいらないってー」

「違うったら、カイくん、それはいるわ」

ちぇ、ママのも食べようと思ったのにー、ちがったのー、ざんねーん。

「そーなのー?」

「おい、口が黒いぞ、ブブブ」
「ママ、お口まっくろー」
「そんなあなたも、同じよ」

「「「「「ぶっ」」」」」
あはははは、可笑しいね。
みんな、大爆笑だ。

「あははは」「うふふふふ」「きゃは~」

周りのみんなを見るとみんなが微笑んでる。うんうん、あー、幸せ。
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