ボクは転生者!塩だけの世界で料理&領地開拓!

あんり

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第1章 カイト、五歳までの軌跡

94 鑑定眼君の事を思案する

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次の日。

ボクはすっかり元気だ。1晩寝たからかな?魔力は多分元に戻ってる気がする。

昨日は鑑定眼を使ったからだろう。すごく体がだるくなってしまって、そのことをママはボクが体調を崩したって思ったみたい。

ママに治癒魔法かけてもらったけど、ママの労りの気持ちが嬉しくて気分はすっかり元気になったけど、魔力自体は戻らなかった。

ママも神妙な顔をしていたから、治癒魔法では改善してないのを気づいたかも。

心配したママ達に早めに寝かされたから、今朝の目覚めはいつもより早い。
まだみんな寝ている時間。

マールがボクを起こしに来る時間までベッドで横になりながら考える事にした。

さてと。

いつものボクと変わらない。体調もいつも通り。

しかーし、びっくりだよね?鑑定眼君がアッチ方面だけじゃなくてちゃんと使える事になって本当に嬉しい。

パパやママは、ボクが小さい頃に話したから、鑑定はイカルダの女神様から与えられたプレゼントだと思っている。その<鑑定がいずれ使えるようになる>って事はパパもママもわかってはいるけど、きっとそれはイカルダの女神様の祝福を受ける5歳になってからだと思ってるはず。使って事はわかっていない。

使えるなんて言えないじゃないかー。今までアレだよ。ほら、ナニのナニが縮んだとか、萎縮中なんて誰も知りたくないでしょっ。そんなことに鑑定を使ってる事も、そんな風にしか鑑定を使えないだなんて、知られたくないよね。

けど、今回鑑定を使いたいって強く願った事で鑑定が使えるようになった。まともに鑑定ができるのが嬉しい。これからバンバン使っていこう。使えば使うほど、鑑定できる時間が増えるかも。なんとなくそんな気がする。

じゃあ、イカルダの女神様が言っていたあと2つの「調合」と「合体」はどう使うのかな?もしかしたらボクが強く望めば使えるようになるのかな?

調合は、二つ以上のものを混ぜ合わせる事で材料やレシピがあれば、何か新しいものを作り出せるかもしれない。

合体、二つのものが一つになる事だよね?それって、つまり‥‥男女のことかな?
他になにも思い浮かばないけどぉー。それなら誰だって大人になれば通る道じゃん。あれ?そっちの意味じゃないのかな?

とにかく、だよ。まずは鑑定を使い込もう。調合は、よし、今度あれを試してみよー。

コンコン!

「カイト坊ちゃま、朝ですよ。起きていらっしゃいますか?」

考え込んでいたらもう起きる時間だった。さぁ、いつものように訓練、訓練。

「マール、おはよう。ボク起きてるよ」

ボクは新しい訓練服に着替える。最近新しくしたんだ。今までのは、擦り切れたり、ボクが成長したことで小さくなってボクには合わなくなってきていたから、新しく新調したんだ。

訓練内容は走り込みから、なぜかケンケンパーを繰り返したりしている。なんでも瞬発力を高めることができるらしい。
そんな効果があるなんて知らなかった。

ケンケンパーは、○と○の間の距離が離され、○の位置も違ってて、より難しくなっている。もしかしたら、ジャンピングになってる気がする。そこに誰かが石を投げてくるからその石も避けつつ、素早く、○をひとつ残らず踏まなければならない。もうこれは遊びのレベルじゃないよね。

前に、騎士団のケンケンパーを見せてもらったけど、みんな凄かった。なにがすごいかっていいうと、石を投げるのは1人じゃないの。しかも5人から全力で石を投げつけているから、みな必死だよね。
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