ボクは転生者!塩だけの世界で料理&領地開拓!

あんり

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第1章 カイト、五歳までの軌跡

104 市場には色々な食材がありました

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「パパ」

あ!人前だったー。

「父上、ボクは歩けます。だから、下ろしてください。」

「たが、カイトが攫われてしまうかもしれないじゃないか?」

「大丈夫です。父上も騎士団のみんなもいるから、安心してます。だけど、不安なこともあるし、迷子になってもいけないから、手をつないでもいいですか?」

うーん、パパそんなに悩むこと?
大丈夫だよってパパの肩を叩く。

渋々だけど、仕方ないように肩をすくめてパパはボクを下ろしてくれた。
そして、ボクと手をつなぐ。

ね?パパ、これっておかしくない?
これ、恋人つなぎじゃない?
なんかヤダ!でも、パパはガンと離さない。
ありゃー。

仕方がないからそのまま歩くしかないよねっ。

ボクは諦めて、恋人繋ぎのまま、パパを引っ張るように歩き出した。

「領主様、カイト様、良かったらお店見ていってくださいよ」

「良かったら、こちらも見てくださいな」

あちこちからボクたちを誘ってくる。

この辺り一体は野菜中心だね。
ゴーヤーあるー。パプリカ?ししとう?
これは冬瓜かな?らっきょう?
空芯菜ぽいのも、ニラかな?もしかしてヘチマ?あー、南国の野菜だねー。
なんだか、懐かしい。

あ、もしかしてこれは唐辛子?

なーんだ、季節関係なくあるんだねー。
でも不思議だよ、野菜はまあまあ、ある。
けど、果物が見当たらない。

ないのかな?
でも、たしかナップルはあったよね。
めちゃ高くて希少で、3切れで屋敷建つくらい値段が高いって言ってたもんねー。

あ、これは、かぼちゃじゃん、たしかボッチャンだったよねー。

カリフラワーとかも、ピーマンあるじゃん。

けどトマトが見当たらない。
あれ?ないのかな?

色々お店はあるけれど、あちらこちらで似たような野菜たちが所狭しと並んでいた。

なんでそうなのかっていうと、店の商品は基本自分たちで育てている自家栽培のものばかり。自分で作って自分で売るスタイルだね。

両サイドあちらこちらに目配せしながら端から端へと練り歩く。

特に変わったものはないかな。
我が家の食料庫と変わらない。

よし、次の区域に行こう。
  
お肉ブロックだねー。まさにブロック、塊がぶら下がってる。
鳥も皮を毟られて吊るされてる。
これは何かな?
「お坊ちゃま、これはさっきまで元気に走り回っていた鳥だねー」

えー、さっきまで生きていたの?
うっうっ、ってなっちゃう。

ワニ、鹿、クマ、猿、豚、牛、羊、ヤギ、前世でお馴染みの肉の種類もあったり、もちろん魔物肉もあるみたい。
肉屋は新鮮さが大切だから、欲しい肉があったら数日前までに注文して、受け取る前に捌くらしい。
確かに、こんな南国では生もの置いておけないね。けど、不思議。南国なのに、南国では見かけない北の生物もいるんだね。これはファンタジーなのかな?
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