73 / 277
第二章 隠されたホムラの陰謀
第七十一話 それぞれのスタートライン
しおりを挟む
「これも因果応報だな……」
領主一家、ホムラ支部での戦いから翌日、零夜とヒューゴは和菓子屋で団子などを食べながら話をしていた。アルフレッドが殺された事はヒミカから聞いていて、彼の遺体は既にお墓に埋められていた。
「調べたところ、何者かが侵入して彼を惨殺した。どうやら彼との関係性がある者がやったみたいだ」
「犯人は未だに不明だが、自業自得だな……」
零夜は団子を食べながら、アルフレッド達が犯した罪を思い浮かべる。
アークスレイヤーと手を組んでいた事、領民の女性を自身のおもちゃにしていた事、違法品販売、薬物原料の植物所持、罪のもみ消し、奴隷は勿論だが、賄賂や拷問なども行っていた事が発覚されている。
アルフレッドは治癒士から両足が動かない事に衝撃を受けてしまい、更には被害者の家族や関係者からボコボコに殴られていた。そのまま彼は牢獄に移され、神室によって殺された。まさに因果応報による最期と言えるだろう。
グレゴリーと彼の騎士達については、既に荷馬車に乗せられながら王都へと連行されていた。
救出した奴隷達と涼風も、昨日の夕方にメディアの元に送り届けた。彼女達についてはメディアがどうにかしてくれるだろう。
「取り敢えずはこのぐらいかな?」
「そうか……これでホムラの戦いは終わったな……」
零夜は雲一つ無い晴れ渡る空を見上げながら、やるべき事を成し遂げて満足の表情をしていたその時、いきなりバングルに通信が入り始めた。
「なんだ?」
零夜はバングルを起動させて小さなウインドウを召喚すると、画面にはメディアが映し出されていた。その様子に零夜は驚きの表情をしそうになるが、いきなりの連絡に疑問に感じているのだ。
『急にごめんね。実は重大な事があって、皆に連絡しようと思って』
「連絡……ですか?」
メディアは苦笑いしながら謝罪した後、零夜達に重大な事を連絡しようとしていた。どうやら何かあった事は確定だが、悪い話では無いようだ。
『実はね……』
メディアは重大な内容を零夜達に伝え始め、それを聞いた彼等は驚きを隠せなかった……
※
「「「ええっ!?地球の本拠地ができて、そこを拠点にする!?」」」
その後、零夜からの報告に倫子達が一斉に驚きを隠せずにいた。メディアからの内容を聞けば、驚くのも無理ないのは勿論の事であり、中には尻餅をついてビックリした者達もいたのだ。
「ああ。メディア様が地球の本拠地を設立しようと前から計画していたし、救出した奴隷達が安心して住める場所も考えていたそうだ」
「じゃあ、このグラディアスから地球へと帰るという事なのね。なんか短かった様な長かった様な気がするけど……」
零夜からの説明に皆は納得するが、倫子、ヒカリ、ミミの三人は異世界での生活がどのくらい経っているのか分からず、混乱してしまうのも無理なかった。その様子にエヴァ達も思わず苦笑いをしてしまうのも無理なく、トラマツ達も同様に冷や汗を流していた。
「確かにそうかもな。あとは涼風さんについては元の場所に送り、無事に仲間達と再会を果たしたそうだ。アーニャなどの救出した奴隷達も既に本拠地に住み込んでいるし、俺達も今後はそこで生活する事になる」
零夜からの説明に、皆は安堵の表情をして良かったと感じている。あのまま皆の元に戻れなかったら、どうなっていたのか心配してしまうのも無理ない。
するとエヴァがある事を思い出し、急に不安な表情をしてしまう。
「地球での生活か……大丈夫かな……」
エヴァのポツリとした発言に、アミリス達も思わず不安な表情をしてしまった。実は彼女達は零夜達の世界に渡るのが初めてで、思わず不安になってしまう。慣れない環境での生活は不安も大きく、いつものスタイルで生活すれば叱られるのも無理ないだろう。
その様子を見た倫子は、彼女の頭を撫で始める。
「大丈夫。ウチ等が教えてあげるから、心配しないで」
「うん。ありがとう……」
倫子の笑顔にエヴァも同じ様に返し、ルリカ達も笑顔になっていく。地球での生活については倫子達が教えてくれるので、そこまで不安になる事はないだろう。
「出発はホムラを出る時間と同時刻で、約一時間後だ。それまで買い忘れや準備を怠るなよ!」
「「「了解!」」」
トラマツの指示に倫子達は頷いた後、そのまま一時間後の出発に向けて行動を開始する。お土産を買いに行くのは勿論、自身の武器を進化させる素材も探しに向かったのだ。
「まさかメディア様から緊急の連絡が入るとは思わなかったな」
「ああ。次の場所は地球か。これからが大変だな」
トラマツとノースマンはお互い頷き合いながら苦笑いした後、倫子達の元へと駆け出し始めた。今後も彼女達のサポートに専念する事を決意しながら。
※
それから一時間後、零夜達は準備を終えてホムラを去ろうとしていて、ヒミカが一人で彼等を見送りに来ていた。仲間達は事後処理で忙しく、ヒミカだけが見送りに行くしかない状況となっているのだ。
「お前達のお陰でホムラの危機も去る事ができた。本当に感謝する」
「いえいえ。恐縮です」
ヒミカの礼にヒューゴが苦笑いしながら一礼し、零夜達も同様の表情をしていた。大した事じゃないと彼等は感じているが、ホムラを救ってくれた事には変わりないのだ。
「我々はホムラを守る騎士団として、この街を平和な街にする。それで、今後君達はどうするつもりだ?」
ヒミカが零夜達に質問し、彼とヒューゴは冷静な表情で彼女に視線を移す。
「俺達はアークスレイヤーを倒しに再び旅を続けます。ホムラ支部を倒しましたが、この世界にはあと五つのアークスレイヤーのアジトがあるので油断はできません」
「それに今後はチームごとに分かれて行動します。いつでも一緒という理由にはいきませんし、ライバルとして行動しますので」
零夜とヒューゴの説明に、ヒミカは納得の表情をする。彼等は目的地が一致したからこそ共に行動していたが、彼等はライバル関係の為、今後はチームごとに分かれて行動しなければならないのだ。
「そうか。君達のこれからの健闘を祈っている。アークスレイヤーの討伐を……頼んだぞ」
ヒミカからのエールに零夜達は一斉に一礼しながら応え、彼等はホムラの街を後にする。彼女は彼等の姿が見えなくなるまで、敬礼をしながら見つめていたり
※
ホムラを後にした零夜達は先を進む中、メディアとリリアが姿を現す。同時に零夜達は元の世界へと一時帰る時が来たのだ。
「とうとうこの時が来たみたいだね。僕達はセルバーグに向かって仲間を探すよ。君達はどうするんだい?」
「俺達は一時本拠地へと帰還するが、アークスレイヤーのアジトを破壊する事は継続する。次はどの場所か分からないが、やるべき事は成し遂げる覚悟だ」
零夜は冷静な表情でヒューゴの質問にそう返し、彼は納得の表情をしながら頷いていた。零夜は一度決めた事は真っ直ぐ貫き通す覚悟がある為、ヒューゴもそれを知っているのだ。
「そうか。君達のこれからを信じているよ。次に会う時はトーナメントになるが、君達と戦う事を楽しみにしているよ」
「おう!また何処かで会おうな!」
零夜とヒューゴは拳を当ててまた会う日を約束した後、零夜達はメディアの周りに集まり始める。そのまま足元に彼女の魔法陣が発動され、そのまま元の世界へと転移したのだ。
零夜達は元の世界へと帰還し、残ったのはヒューゴ達だけとなった。
「零夜達はさらなる飛躍を遂げるに違いない。僕等も負けずに頑張るしかないし、まずは仲間を集めてからだ!」
「そうだな。セルバーグに行って残りの仲間を探しに行くぞ!」
「「「おう!」」」
ヒューゴ達はそのままセルバーグに向けて歩き出し、仲間達を探しに向かい出した。零夜達に追いつく為にもここで止まるわけにはいかない。彼等は心の中で決意を固めながら、前に進み始めたのだった。
領主一家、ホムラ支部での戦いから翌日、零夜とヒューゴは和菓子屋で団子などを食べながら話をしていた。アルフレッドが殺された事はヒミカから聞いていて、彼の遺体は既にお墓に埋められていた。
「調べたところ、何者かが侵入して彼を惨殺した。どうやら彼との関係性がある者がやったみたいだ」
「犯人は未だに不明だが、自業自得だな……」
零夜は団子を食べながら、アルフレッド達が犯した罪を思い浮かべる。
アークスレイヤーと手を組んでいた事、領民の女性を自身のおもちゃにしていた事、違法品販売、薬物原料の植物所持、罪のもみ消し、奴隷は勿論だが、賄賂や拷問なども行っていた事が発覚されている。
アルフレッドは治癒士から両足が動かない事に衝撃を受けてしまい、更には被害者の家族や関係者からボコボコに殴られていた。そのまま彼は牢獄に移され、神室によって殺された。まさに因果応報による最期と言えるだろう。
グレゴリーと彼の騎士達については、既に荷馬車に乗せられながら王都へと連行されていた。
救出した奴隷達と涼風も、昨日の夕方にメディアの元に送り届けた。彼女達についてはメディアがどうにかしてくれるだろう。
「取り敢えずはこのぐらいかな?」
「そうか……これでホムラの戦いは終わったな……」
零夜は雲一つ無い晴れ渡る空を見上げながら、やるべき事を成し遂げて満足の表情をしていたその時、いきなりバングルに通信が入り始めた。
「なんだ?」
零夜はバングルを起動させて小さなウインドウを召喚すると、画面にはメディアが映し出されていた。その様子に零夜は驚きの表情をしそうになるが、いきなりの連絡に疑問に感じているのだ。
『急にごめんね。実は重大な事があって、皆に連絡しようと思って』
「連絡……ですか?」
メディアは苦笑いしながら謝罪した後、零夜達に重大な事を連絡しようとしていた。どうやら何かあった事は確定だが、悪い話では無いようだ。
『実はね……』
メディアは重大な内容を零夜達に伝え始め、それを聞いた彼等は驚きを隠せなかった……
※
「「「ええっ!?地球の本拠地ができて、そこを拠点にする!?」」」
その後、零夜からの報告に倫子達が一斉に驚きを隠せずにいた。メディアからの内容を聞けば、驚くのも無理ないのは勿論の事であり、中には尻餅をついてビックリした者達もいたのだ。
「ああ。メディア様が地球の本拠地を設立しようと前から計画していたし、救出した奴隷達が安心して住める場所も考えていたそうだ」
「じゃあ、このグラディアスから地球へと帰るという事なのね。なんか短かった様な長かった様な気がするけど……」
零夜からの説明に皆は納得するが、倫子、ヒカリ、ミミの三人は異世界での生活がどのくらい経っているのか分からず、混乱してしまうのも無理なかった。その様子にエヴァ達も思わず苦笑いをしてしまうのも無理なく、トラマツ達も同様に冷や汗を流していた。
「確かにそうかもな。あとは涼風さんについては元の場所に送り、無事に仲間達と再会を果たしたそうだ。アーニャなどの救出した奴隷達も既に本拠地に住み込んでいるし、俺達も今後はそこで生活する事になる」
零夜からの説明に、皆は安堵の表情をして良かったと感じている。あのまま皆の元に戻れなかったら、どうなっていたのか心配してしまうのも無理ない。
するとエヴァがある事を思い出し、急に不安な表情をしてしまう。
「地球での生活か……大丈夫かな……」
エヴァのポツリとした発言に、アミリス達も思わず不安な表情をしてしまった。実は彼女達は零夜達の世界に渡るのが初めてで、思わず不安になってしまう。慣れない環境での生活は不安も大きく、いつものスタイルで生活すれば叱られるのも無理ないだろう。
その様子を見た倫子は、彼女の頭を撫で始める。
「大丈夫。ウチ等が教えてあげるから、心配しないで」
「うん。ありがとう……」
倫子の笑顔にエヴァも同じ様に返し、ルリカ達も笑顔になっていく。地球での生活については倫子達が教えてくれるので、そこまで不安になる事はないだろう。
「出発はホムラを出る時間と同時刻で、約一時間後だ。それまで買い忘れや準備を怠るなよ!」
「「「了解!」」」
トラマツの指示に倫子達は頷いた後、そのまま一時間後の出発に向けて行動を開始する。お土産を買いに行くのは勿論、自身の武器を進化させる素材も探しに向かったのだ。
「まさかメディア様から緊急の連絡が入るとは思わなかったな」
「ああ。次の場所は地球か。これからが大変だな」
トラマツとノースマンはお互い頷き合いながら苦笑いした後、倫子達の元へと駆け出し始めた。今後も彼女達のサポートに専念する事を決意しながら。
※
それから一時間後、零夜達は準備を終えてホムラを去ろうとしていて、ヒミカが一人で彼等を見送りに来ていた。仲間達は事後処理で忙しく、ヒミカだけが見送りに行くしかない状況となっているのだ。
「お前達のお陰でホムラの危機も去る事ができた。本当に感謝する」
「いえいえ。恐縮です」
ヒミカの礼にヒューゴが苦笑いしながら一礼し、零夜達も同様の表情をしていた。大した事じゃないと彼等は感じているが、ホムラを救ってくれた事には変わりないのだ。
「我々はホムラを守る騎士団として、この街を平和な街にする。それで、今後君達はどうするつもりだ?」
ヒミカが零夜達に質問し、彼とヒューゴは冷静な表情で彼女に視線を移す。
「俺達はアークスレイヤーを倒しに再び旅を続けます。ホムラ支部を倒しましたが、この世界にはあと五つのアークスレイヤーのアジトがあるので油断はできません」
「それに今後はチームごとに分かれて行動します。いつでも一緒という理由にはいきませんし、ライバルとして行動しますので」
零夜とヒューゴの説明に、ヒミカは納得の表情をする。彼等は目的地が一致したからこそ共に行動していたが、彼等はライバル関係の為、今後はチームごとに分かれて行動しなければならないのだ。
「そうか。君達のこれからの健闘を祈っている。アークスレイヤーの討伐を……頼んだぞ」
ヒミカからのエールに零夜達は一斉に一礼しながら応え、彼等はホムラの街を後にする。彼女は彼等の姿が見えなくなるまで、敬礼をしながら見つめていたり
※
ホムラを後にした零夜達は先を進む中、メディアとリリアが姿を現す。同時に零夜達は元の世界へと一時帰る時が来たのだ。
「とうとうこの時が来たみたいだね。僕達はセルバーグに向かって仲間を探すよ。君達はどうするんだい?」
「俺達は一時本拠地へと帰還するが、アークスレイヤーのアジトを破壊する事は継続する。次はどの場所か分からないが、やるべき事は成し遂げる覚悟だ」
零夜は冷静な表情でヒューゴの質問にそう返し、彼は納得の表情をしながら頷いていた。零夜は一度決めた事は真っ直ぐ貫き通す覚悟がある為、ヒューゴもそれを知っているのだ。
「そうか。君達のこれからを信じているよ。次に会う時はトーナメントになるが、君達と戦う事を楽しみにしているよ」
「おう!また何処かで会おうな!」
零夜とヒューゴは拳を当ててまた会う日を約束した後、零夜達はメディアの周りに集まり始める。そのまま足元に彼女の魔法陣が発動され、そのまま元の世界へと転移したのだ。
零夜達は元の世界へと帰還し、残ったのはヒューゴ達だけとなった。
「零夜達はさらなる飛躍を遂げるに違いない。僕等も負けずに頑張るしかないし、まずは仲間を集めてからだ!」
「そうだな。セルバーグに行って残りの仲間を探しに行くぞ!」
「「「おう!」」」
ヒューゴ達はそのままセルバーグに向けて歩き出し、仲間達を探しに向かい出した。零夜達に追いつく為にもここで止まるわけにはいかない。彼等は心の中で決意を固めながら、前に進み始めたのだった。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
おばさんは、ひっそり暮らしたい
波間柏
恋愛
30歳村山直子は、いわゆる勝手に落ちてきた異世界人だった。
たまに物が落ちてくるが人は珍しいものの、牢屋行きにもならず基礎知識を教えてもらい居場所が分かるように、また定期的に国に報告する以外は自由と言われた。
さて、生きるには働かなければならない。
「仕方がない、ご飯屋にするか」
栄養士にはなったものの向いてないと思いながら働いていた私は、また生活のために今日もご飯を作る。
「地味にそこそこ人が入ればいいのに困るなぁ」
意欲が低い直子は、今日もまたテンション低く呟いた。
騎士サイド追加しました。2023/05/23
番外編を不定期ですが始めました。
セクスカリバーをヌキました!
桂
ファンタジー
とある世界の森の奥地に真の勇者だけに抜けると言い伝えられている聖剣「セクスカリバー」が岩に刺さって存在していた。
国一番の剣士の少女ステラはセクスカリバーを抜くことに成功するが、セクスカリバーはステラの膣を鞘代わりにして収まってしまう。
ステラはセクスカリバーを抜けないまま武闘会に出場して……
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
最初から最強ぼっちの俺は英雄になります
総長ヒューガ
ファンタジー
いつも通りに一人ぼっちでゲームをしていた、そして疲れて寝ていたら、人々の驚きの声が聞こえた、目を開けてみるとそこにはゲームの世界だった、これから待ち受ける敵にも勝たないといけない、予想外の敵にも勝たないといけないぼっちはゲーム内の英雄になれるのか!
扱いの悪い勇者パーティを啖呵切って離脱した俺、辺境で美女たちと国を作ったらいつの間にか国もハーレムも大陸最強になっていた。
みにぶた🐽
ファンタジー
いいねありがとうございます!反応あるも励みになります。
勇者パーティから“手柄横取り”でパーティ離脱した俺に残ったのは、地球の本を召喚し、読み終えた物語を魔法として再現できるチートスキル《幻想書庫》だけ。
辺境の獣人少女を助けた俺は、物語魔法で水を引き、結界を張り、知恵と技術で開拓村を発展させていく。やがてエルフや元貴族も加わり、村は多種族共和国へ――そして、旧王国と勇者が再び迫る。
だが俺には『三国志』も『孫子』も『トロイの木馬』もある。折伏し、仲間に変える――物語で世界をひっくり返す成り上がり建国譚、開幕!
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる