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10.友達召喚!
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もういっそ地下牢拷問処刑コース一直線だろうが、大勢の魔族に嬲り殺されコースだろうがどうでもいい構うものか。
いきなり売り払われて求婚されて、ほんの僅か、ちょっとだけ分不相応な期待を抱いてしまった自分が間違っていたんだ。
「――ぷっはぁぁぁあ!……ったく、なんなのさー!結局ショタコン魔王かー!体目当てかあの変態魔王――!!」
空になった白銀のゴブレットをダンッ!と景気よくテーブルに叩きつけた僕は、大きなデキャンタを満たす仄かに琥珀色を帯びた透明な液体を再びそこへなみなみと注ぎ入れながら、ほんの少しだけ冷静に考える。
文字通り正真正銘の『初夜』の後、自分の醜態やら何やらで感情が振り切れていた僕は枕ひとつで魔王をこの部屋から追い立ててしまった。
普段の僕なら絶対そんなことはしないし、何なら少しは媚びでも売っておくべきでは?と悩むところだっただろう。
でも時すでに遅し、というやつだ。
むしろ魔王を追い払ってもわーわー叫びたい衝動を伴うこの感情の波は一向に収まらず、その元凶である男から部屋へ差し向けられたと思しきご機嫌伺いの兎魔族まで即刻追い出してしまった。
その手に用意されていた着替えと飲み物一式――宴会で供されていたのと同じ見た目をしたそれを、この手にいつ確保したのかは記憶にないが。
そうして膝丈まである灰色の寝間着を着込んだ後、ヤケ酒でも呷るように独りで黙々と飲み続けながら、腹に溜まって溜まって溢れかえる想いを時折叫んでいるこの、現状。
不毛だ!でもまだまだスッキリしない!
酒に似た効果があると思しき飲み物によって徐々に体がぽわーんと温もってくる感覚と、ほんの少しだけ揺れ始めた視界。
本来なら心地良いはずの状態なのに、一向に感情が落ち着かないのはストレス過多なのかもしれない。こういった時は、一度吐き出すに限るんだよね。
イライラ中の僕はそう結論付けると、部屋の一点へと視線を定めた。
そこには真っ白なライティングビューロー、収納付き書き物机らしきものが他の家具同様に整然と壁際に備え付けられている。
ソファーからゴブレットとデキャンタごとそちらへ移動した僕は、その足元に用意されていたパステルグリーンの座面をしたスツールに腰かけ、幾つかある引き出しを物色した。
すると案の定というかまさかというか、その中には上質な紙と透明な瓶に入れられた特殊なインク、精巧な細工が施された薄青いガラスペンがきっちりと用意されているではないか。
魔導士が雑用を行う際に使用することの多い、必須道具。
その全てが揃えられていることに、また少し腹の中で言葉になりきらない感情がぐるりと渦巻いた。
だからそれを吐き出す相手を、僕は喚び出すことにする。
真っ白な紙に魔力伝導率の良い魔法インクと書き心地も極上のペンで描くのは、簡単な使い魔生成の術式だ。
幾つかの魔法文字を同心円状に書き込んだ後、そこに自分の魔力を流す。
そうすれば一瞬の光の後、紙の上に現れるのは注がれた魔力を糧に活動する疑似生命体――見た目は掌サイズの空色をしたスライムである。
ふよんっとその流線形の体表を軽く震わせた、生まれたての僕の使い魔。
それは自由意志など存在せず、ただ主たる僕の命令通りに動くだけの存在だ。普通なら、そのはずなんだけれど……
不思議そうに体のあちこちを震わせたスライムは、まるで今初めて気づいたかのように僕を体全体で見上げる動作をして軽く机上から飛び上がった。
勿論僕は、一切そんな命令はしていない。
でも昔からなぜか、僕がこの超初歩的な使い魔生成を行うとこうなるのだ。
まるで自分の意思を持つかのように動くそれに幼い僕は最初こそ驚いたものの、すぐに解答も見つけた。
これって『空想の友人』の一種みたいなものだよね、と。
家の中に居場所が無くて、使用人たちとすらほとんど会話することもない。その現状打破のついでに寂しさを紛らわせようと、独学で魔法を習得し始めた五歳の僕。
そんな僕がおそらく深層心理で話し相手を求めていた為に、使い魔にも無意識のうちにそういった命令を魔力で伝えてしまっていたのだろう。
その癖がいつまでたっても抜けないから、相変わらず僕の使い魔はまるで意思があるかのように振舞ってくれるのだ。たぶん、きっと。
「やぁ久しぶりだね、マイベストフレンド!」
『おぉ!?元気だったかー!って、なんか酷い顔してるぞ!?』
「そうなんだよ!ちょっと聞いてくれる!?」
そうだよ!ひとりぼっちだった僕は昔から!こうやって人形遊びみたいに使い魔の台詞を自分で言いながら会話するのが!唯一のストレス発散方法だったんだよ!!
傍から見たらかなり異様のはわかっているし、僕だってここ一年近くは封印していたんだよ、あまりにも虚しいから!!
でも今は、もうそんなことは言っていられない。
とにかく、吐き出したい。この、ストレスを!!
その一心で、僕は仮初の『友人』へここ数日の怒涛の出来事を話しまくった。
いつもいつも頭の中で考えることだけで精いっぱいで、いつの間にか行き場を失くしてなかったことにしてしまう『僕』の想いを、ありのままに。
主に魔王への罵詈雑言を、叫んだ。
「――というわけなんだよ!もう酷いよね!?あの変態!結局体目当てじゃん!!僕がどれだけ怖かったかッッ!!」
『酷いー!それは酷いよぉ!!よく頑張った!エライ!偉いぞー!!』
「ありがとうッ!やっぱり君は僕のベストフレンドだよー!!」
話に相槌を打つように空色の体を上下に小さく震わせる使い魔にテンション高く頬ずりをした後、そこでようやく僕は大きく息を吐き出した。
それに合わせてぺしぺしと口元に触れるひんやりとした感触は、まるでスライム自身が『どうしたのー?もう大丈夫なのかい?』とでも声をかけてくれているみたいだ。
本当はそんなこと、あるはずないとわかってはいるけれど……
「……うん、ありがとう。結構落ち着いたよ……はぁ、こんな時こそもうちょっと前世の記憶に仕事して欲しいよ……ぐすっ」
『そうだねぇ。でも、もうわかってるんでしょう?』
「うん、わかってる……色々不条理極まってる気もするけどさ、やっぱり今の状況って願ってもない幸運だと思う……」
滑らかな小さな枕に頭を預けながら一人二役の会話を続けていると、一度感情を吐き出したこともあってか、やっと頭もまともに回り始めていく。
ただ、どこからともなく眠気も顔を出してくるけれど。
「今だけかもしれないけど、拷問処刑コースは遠いみたいだし……あぁ、でも枕でとはいえ魔王を殴りつけちゃったもんなぁ……もう処刑かな?」
使い魔がブルブルブルッと縦ではなく横方向に振動するのは、僕の言葉を否定する時の行動である。
記憶にあるよりも激しいその動きに、深層心理の自分はどれだけ楽観的な未来を望んでいるのかと思わず苦笑する。
「君が言うなら、それはないってことにしとこうか。その方が僕も安心できるし……それに、魔王が僕に興味関心があるっていうのは本当みたいだもんね。」
そう、僕だってわかっている。
今、何気なく腰かけているスツールだって、このライティングビューローで僕が作業するのにぴったりのサイズだ。誰のために用意されたのかなんて、深く考えるまでもない。
この部屋へ連れて来られて一番にされた事といえば、ほんの僅かに傷ついた足の手当てだった。
僕の誕生日を祝うという名目の宴を、わざわざ催してもくれた。……なんで僕の誕生日まで知られているんだろう、という疑問は今は置いておこう。
「一応、気遣ってはくれるみたいだし、ちょっと待遇の良い性奴隷扱い……ならまだマシの方だよね?嫌だし怖かったけど……なんだかんだで………………まぁちょっと、気持ちよかったし……」
押し殺した羞恥すら筒抜けなのか、僕の代わりに『ぎゃー!!』と身悶えるように激しく上下左右に振動するスライム。
その震えを顎に感じるなか、今は曇り空が占める大きな窓の向こうをなんとなく眺めながら、これからのことをぼんやりと考える。
「生きていくには魔王に媚びるのが一番だろうけど、もう手遅れっていうか……はぁぁ……やっぱり拷問処刑コース見えてるよね。」
プルプルと再び左右に震えるスライムから顔を上げ、また一口とゴブレットに口をつけた後、火照った顔には丁度いい冷たさの魔法生物をもう一度枕代わりにして机へ突っ伏した。
「はぁぁ……ほんともう、僕どーなるの……誰か説明してよ……うー……」
感情が凪いでくるにつれてあの対応がまずかった、もっとマシな振舞い方があった、と声を上げようとする意識から逃げるようにそのまま目を閉じる。
少しだけ鼻を啜ったのは単なる生理反応だ、泣いてなんかいない。
ただ、僕の頭をポンポンと撫でる使い魔の小さな触手の感覚が、最悪な未来予想を考える前に穏やかで、されど強い睡魔を連れて来てくれる。
そういえば使い魔を生成できるようになった日からしばらくの間、こうして寝付くのが日課になっていたなぁと遠い日を思い出しながら、僕は寝落ちしたのだった。
そして次に目を開けた時、なぜかベッドの中にいた僕は、直接床に正座をしながらもこちらをデレッと見つめている魔王と視線が絡み――……
「はー……寝起きのユーリオも愛い……そのぼーっとした不機嫌そうな表情を直接眺めていられるのもまた一興……」
「……………………二度寝しよ」
「おぉっとぉ!?待て待て、そろそろ余の話にも耳を傾けよ。決して其方を悪いようにはせぬと誓うぞ!」
いきなり売り払われて求婚されて、ほんの僅か、ちょっとだけ分不相応な期待を抱いてしまった自分が間違っていたんだ。
「――ぷっはぁぁぁあ!……ったく、なんなのさー!結局ショタコン魔王かー!体目当てかあの変態魔王――!!」
空になった白銀のゴブレットをダンッ!と景気よくテーブルに叩きつけた僕は、大きなデキャンタを満たす仄かに琥珀色を帯びた透明な液体を再びそこへなみなみと注ぎ入れながら、ほんの少しだけ冷静に考える。
文字通り正真正銘の『初夜』の後、自分の醜態やら何やらで感情が振り切れていた僕は枕ひとつで魔王をこの部屋から追い立ててしまった。
普段の僕なら絶対そんなことはしないし、何なら少しは媚びでも売っておくべきでは?と悩むところだっただろう。
でも時すでに遅し、というやつだ。
むしろ魔王を追い払ってもわーわー叫びたい衝動を伴うこの感情の波は一向に収まらず、その元凶である男から部屋へ差し向けられたと思しきご機嫌伺いの兎魔族まで即刻追い出してしまった。
その手に用意されていた着替えと飲み物一式――宴会で供されていたのと同じ見た目をしたそれを、この手にいつ確保したのかは記憶にないが。
そうして膝丈まである灰色の寝間着を着込んだ後、ヤケ酒でも呷るように独りで黙々と飲み続けながら、腹に溜まって溜まって溢れかえる想いを時折叫んでいるこの、現状。
不毛だ!でもまだまだスッキリしない!
酒に似た効果があると思しき飲み物によって徐々に体がぽわーんと温もってくる感覚と、ほんの少しだけ揺れ始めた視界。
本来なら心地良いはずの状態なのに、一向に感情が落ち着かないのはストレス過多なのかもしれない。こういった時は、一度吐き出すに限るんだよね。
イライラ中の僕はそう結論付けると、部屋の一点へと視線を定めた。
そこには真っ白なライティングビューロー、収納付き書き物机らしきものが他の家具同様に整然と壁際に備え付けられている。
ソファーからゴブレットとデキャンタごとそちらへ移動した僕は、その足元に用意されていたパステルグリーンの座面をしたスツールに腰かけ、幾つかある引き出しを物色した。
すると案の定というかまさかというか、その中には上質な紙と透明な瓶に入れられた特殊なインク、精巧な細工が施された薄青いガラスペンがきっちりと用意されているではないか。
魔導士が雑用を行う際に使用することの多い、必須道具。
その全てが揃えられていることに、また少し腹の中で言葉になりきらない感情がぐるりと渦巻いた。
だからそれを吐き出す相手を、僕は喚び出すことにする。
真っ白な紙に魔力伝導率の良い魔法インクと書き心地も極上のペンで描くのは、簡単な使い魔生成の術式だ。
幾つかの魔法文字を同心円状に書き込んだ後、そこに自分の魔力を流す。
そうすれば一瞬の光の後、紙の上に現れるのは注がれた魔力を糧に活動する疑似生命体――見た目は掌サイズの空色をしたスライムである。
ふよんっとその流線形の体表を軽く震わせた、生まれたての僕の使い魔。
それは自由意志など存在せず、ただ主たる僕の命令通りに動くだけの存在だ。普通なら、そのはずなんだけれど……
不思議そうに体のあちこちを震わせたスライムは、まるで今初めて気づいたかのように僕を体全体で見上げる動作をして軽く机上から飛び上がった。
勿論僕は、一切そんな命令はしていない。
でも昔からなぜか、僕がこの超初歩的な使い魔生成を行うとこうなるのだ。
まるで自分の意思を持つかのように動くそれに幼い僕は最初こそ驚いたものの、すぐに解答も見つけた。
これって『空想の友人』の一種みたいなものだよね、と。
家の中に居場所が無くて、使用人たちとすらほとんど会話することもない。その現状打破のついでに寂しさを紛らわせようと、独学で魔法を習得し始めた五歳の僕。
そんな僕がおそらく深層心理で話し相手を求めていた為に、使い魔にも無意識のうちにそういった命令を魔力で伝えてしまっていたのだろう。
その癖がいつまでたっても抜けないから、相変わらず僕の使い魔はまるで意思があるかのように振舞ってくれるのだ。たぶん、きっと。
「やぁ久しぶりだね、マイベストフレンド!」
『おぉ!?元気だったかー!って、なんか酷い顔してるぞ!?』
「そうなんだよ!ちょっと聞いてくれる!?」
そうだよ!ひとりぼっちだった僕は昔から!こうやって人形遊びみたいに使い魔の台詞を自分で言いながら会話するのが!唯一のストレス発散方法だったんだよ!!
傍から見たらかなり異様のはわかっているし、僕だってここ一年近くは封印していたんだよ、あまりにも虚しいから!!
でも今は、もうそんなことは言っていられない。
とにかく、吐き出したい。この、ストレスを!!
その一心で、僕は仮初の『友人』へここ数日の怒涛の出来事を話しまくった。
いつもいつも頭の中で考えることだけで精いっぱいで、いつの間にか行き場を失くしてなかったことにしてしまう『僕』の想いを、ありのままに。
主に魔王への罵詈雑言を、叫んだ。
「――というわけなんだよ!もう酷いよね!?あの変態!結局体目当てじゃん!!僕がどれだけ怖かったかッッ!!」
『酷いー!それは酷いよぉ!!よく頑張った!エライ!偉いぞー!!』
「ありがとうッ!やっぱり君は僕のベストフレンドだよー!!」
話に相槌を打つように空色の体を上下に小さく震わせる使い魔にテンション高く頬ずりをした後、そこでようやく僕は大きく息を吐き出した。
それに合わせてぺしぺしと口元に触れるひんやりとした感触は、まるでスライム自身が『どうしたのー?もう大丈夫なのかい?』とでも声をかけてくれているみたいだ。
本当はそんなこと、あるはずないとわかってはいるけれど……
「……うん、ありがとう。結構落ち着いたよ……はぁ、こんな時こそもうちょっと前世の記憶に仕事して欲しいよ……ぐすっ」
『そうだねぇ。でも、もうわかってるんでしょう?』
「うん、わかってる……色々不条理極まってる気もするけどさ、やっぱり今の状況って願ってもない幸運だと思う……」
滑らかな小さな枕に頭を預けながら一人二役の会話を続けていると、一度感情を吐き出したこともあってか、やっと頭もまともに回り始めていく。
ただ、どこからともなく眠気も顔を出してくるけれど。
「今だけかもしれないけど、拷問処刑コースは遠いみたいだし……あぁ、でも枕でとはいえ魔王を殴りつけちゃったもんなぁ……もう処刑かな?」
使い魔がブルブルブルッと縦ではなく横方向に振動するのは、僕の言葉を否定する時の行動である。
記憶にあるよりも激しいその動きに、深層心理の自分はどれだけ楽観的な未来を望んでいるのかと思わず苦笑する。
「君が言うなら、それはないってことにしとこうか。その方が僕も安心できるし……それに、魔王が僕に興味関心があるっていうのは本当みたいだもんね。」
そう、僕だってわかっている。
今、何気なく腰かけているスツールだって、このライティングビューローで僕が作業するのにぴったりのサイズだ。誰のために用意されたのかなんて、深く考えるまでもない。
この部屋へ連れて来られて一番にされた事といえば、ほんの僅かに傷ついた足の手当てだった。
僕の誕生日を祝うという名目の宴を、わざわざ催してもくれた。……なんで僕の誕生日まで知られているんだろう、という疑問は今は置いておこう。
「一応、気遣ってはくれるみたいだし、ちょっと待遇の良い性奴隷扱い……ならまだマシの方だよね?嫌だし怖かったけど……なんだかんだで………………まぁちょっと、気持ちよかったし……」
押し殺した羞恥すら筒抜けなのか、僕の代わりに『ぎゃー!!』と身悶えるように激しく上下左右に振動するスライム。
その震えを顎に感じるなか、今は曇り空が占める大きな窓の向こうをなんとなく眺めながら、これからのことをぼんやりと考える。
「生きていくには魔王に媚びるのが一番だろうけど、もう手遅れっていうか……はぁぁ……やっぱり拷問処刑コース見えてるよね。」
プルプルと再び左右に震えるスライムから顔を上げ、また一口とゴブレットに口をつけた後、火照った顔には丁度いい冷たさの魔法生物をもう一度枕代わりにして机へ突っ伏した。
「はぁぁ……ほんともう、僕どーなるの……誰か説明してよ……うー……」
感情が凪いでくるにつれてあの対応がまずかった、もっとマシな振舞い方があった、と声を上げようとする意識から逃げるようにそのまま目を閉じる。
少しだけ鼻を啜ったのは単なる生理反応だ、泣いてなんかいない。
ただ、僕の頭をポンポンと撫でる使い魔の小さな触手の感覚が、最悪な未来予想を考える前に穏やかで、されど強い睡魔を連れて来てくれる。
そういえば使い魔を生成できるようになった日からしばらくの間、こうして寝付くのが日課になっていたなぁと遠い日を思い出しながら、僕は寝落ちしたのだった。
そして次に目を開けた時、なぜかベッドの中にいた僕は、直接床に正座をしながらもこちらをデレッと見つめている魔王と視線が絡み――……
「はー……寝起きのユーリオも愛い……そのぼーっとした不機嫌そうな表情を直接眺めていられるのもまた一興……」
「……………………二度寝しよ」
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